最近は芸人らの元カレ・元カノが顔出しで、テレビ番組へ出演することが多い。一般人の彼らが出演依頼を受諾する理由には、様々な思いがあるようだ。
お笑い芸人の村上健志(フルーツポンチ)が、芸人になる前に付き合っていた彼女が今から2年前、元カノとしてあるテレビ番組へ出演したことがあったという。彼から酷いフラれ方をされた彼女だったが、「話題提供の役に立てれば」と村上のために出演することを決めたそうだ。
4月24日深夜放送の『芸能★BANG+』(日本テレビ系)でも、その村上の元カノに番組への出演依頼をしたのだ。すると彼女から村上と別れた経緯と、今回番組への出演を断った理由を書いた手紙がスタジオ内で公開された。その手紙に書かれている村上の非礼で冷酷な行動に、スタジオ内がドン引きしてしまう。
その彼女はバイト先で知り合った、1歳年上の女性だった。だがある日、村上から「お笑いの道を本気で目指したいから」と別れを切り出されたのだ。まだ村上が好きだったが“彼の夢を邪魔してはいけない”と思い、身を引いたことを彼女は手紙に綴っている。しかし村上はその後すぐに、同じバイト先の年下の女性と付き合い始めたそうだ。まだ同じバイト先で働いている彼女に平気で嘘をついて、別の女性と何食わぬ顔で付き合っている村上を、恨むというよりその人間性に呆れてしまったと述べる。
だが元カノが現在怒っているのは、当時の別れた際の村上の態度ではないという。2年前に“元カノ”としてある番組でスタジオで村上と対面した後、収録が終わっても彼からはお礼どころか一言の挨拶も無かったことなのだ。番組のスタッフへ問い合わせれば連絡先も分かるはずなのに、メールもしてこない村上に心底怒っているのが今回の手紙から伝わってきた。
付き合っていた男女が別れる時、何のわだかまりも無くお互いが納得し合えるのは非常に難しい。だが若かったとはいえ村上の自己中心的で、女性を思いやれない言動にはスタジオ内から非難の声があがる。そして何より彼が冷たい目で見られたのは、素人である彼女が村上のためにテレビ番組へ出演してくれたことに対し、何のお礼もしていないことだ。村上はその理由を「(自分が)照れていたというか、振り返りたくなかった」と話し、10年以上経っても自己中心的な考え方は変わっていなかった。
「何言っているの?」番組MCの後藤輝基(フットボールアワー)らが、後輩のエピソードを笑いに変えられないくらいスタジオがドン引きしてしまった。現在元アイドルグループの女性と“イイ感じ”だという村上だが、この番組をその女性が見たら彼と付き合うのを迷うのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)