テレビ『笑っていいとも!』で4月からの新レギュラーの中で注目されるのがお笑いコンビ、バナナマンだ。ところが金曜日初日のオープニングから設楽統が姿を見せなかったのである。
お笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号とロッチが3月で卒業した『笑っていいとも!』に、新レギュラーの人気お笑いコンビとして抜擢されたのがバナナマンだった。
4月6日の放送で、金曜日レギュラーが紹介されるとバナナマンの日村勇紀しか登場せず、共演者達は「バナナマンのちゃんとした方は?」と不審そうに尋ねたのだ。
日村は焦ったように「もうひとりのバナナマンは、今向かっていますから」と説明し出した。相方の設楽統は4月から新番組『ノンストップ!』のMCも務めており、お台場フジテレビでの放送が終わるのは11時30分なのである。
「さっき、連絡を取ったところ『飯倉あたりにいる』とのことだった」と、日村は設楽がすでにお台場を出ていることは確認しているという。
オープニングコーナーとテレフォンショッキングが終わり、12時30分頃に新コーナー“行列のまったくできない人生相談所”が始まった。その進行役こそ設楽だったのである。
設楽は「すみません、やってまいりました」とあいさつすると、お台場と新宿アルタを「生アンド生でやらせていただきます」と口にした。レギュラー陣から「毎週なの?」と問われた設楽は、「毎週遅刻レギュラーです」とこの状態でこれから出演していくことを明かしたのだ。
この春の“いいとも”の新レギュラーには従来と違うパターンが多い。爆笑問題の太田光と田中裕二が曜日を別々に担当するのも新しいケースだった。新メンバーの三ツ矢雄二は隔週出演となっており、鈴木福くんは祝日出演の“ホリデーレギュラー”なのである。
そして金曜日のバナナマンは前代未聞の“遅刻レギュラー”という形をとったのだ。番組関係者がより人気のあるメンバーをそろえる為にとった、苦肉の策だろうか。その効果は彼らのこれからの活躍で実証されることになる。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)