3月25日にコンサート会場でAKB48から卒業する意思を明かした前田敦子に対して、歌手の和田アキ子が疑問を感じているようだ。彼女は自身のラジオ番組で3月31日に「今、言わないといけないのか」と発言した。
和田アキ子は、前田敦子が卒業を発表しながらも「卒業時期は未定」としている件を指摘した。4月1日放送のテレビ『アッコにおまかせ!』では、彼女がラジオ番組“アッコのいいかげんに1000回”で「『卒業(時期)も未定』だなんて。今、(卒業発表を)言わなきゃいけなかったのかね?」と発言したことを取り上げたのだ。
和田はそれについて説明すると、「未定なのに、なぜ大事なステージで言うのか?」と再び不信感を露にする。和田への説明も兼ねて、番組では現在飛び交う噂として前田敦子が卒業する日を“6月6日の第4回総選挙”、“東京ドーム公演”、“紅白歌合戦”ではないかと情報提供した。
すると彼女は、「そんなに引っ張ったら『卒業って言ったけどいつなの?』とならないか」と前田敦子の人気に影響することを逆に心配したのである。
また、秋元康が今回の件について「契約スポンサー、広告代理店、レコード会社を驚かせてしまった。すべて責任は僕にあります」とコメントしたことには「『僕にあります』と言うのは凄い」と和田も驚いていた。
だが、前田の発表を所属事務所の太田プロにさえも事前に報告がなかった件について、「私の経験では代理店とかCM関係には損害を最小限にとどめるために真っ先に知らせるはず」と彼女はいう。秋元康は多少は関係者に話していたと見ているのだ。
この日はAKBの河西智美がゲストとして出演しており、和田から事前に発表の件を聞いていなかったのかと尋ねられた。河西は本当にその時まで知らなかったようで、「発表の後に“会いたかった”を歌ったが、ショックでその時の記憶はほとんどない」と明かす。
前田の卒業の意思については、高橋みなみや篠田麻里子は事前に聞いていたことを公表している。どうやらこの件を知っていたのは、限られたメンバーのみであったようだ。
いずれにしろ、前田敦子の“卒業時期”は気になるところだ。AKBの熱心なファンとして知られる安田大サーカスのクロちゃんは、前田が卒業すると「恋愛禁止が解禁となり“悪い虫”が付きそう」と心配する。そんなファンは彼だけではないはずだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)