ジャニーズに所属する屋良朝幸は俳優、ダンサーそして振付師として活躍する異色アイドルだ。その屋良がバラエティ番組に出演してプライベートについても語ったが、飾ることなく素顔を明かす彼に周囲も興味津々だった。
屋良朝幸は、ジャニーズの舞台やコンサートでダンサーとして活躍している。『PLAYZONE』や『Endless SHOCK』といった人気シリーズには欠かせない存在なのだ。
また、嵐や関ジャニ∞、KinKi Kidsの振付けも担当し、ダンスにおいては絶大な信頼を得ている。特に嵐の新曲『ワイルド アット ハート』の振付けは楽曲の魅力を最大限に引き出しており、彼の振付師としての知名度をさらに上げた力作だ。
現在29歳の屋良は、4月に舞台『道化の瞳』で念願の初主演を務める。舞台で共演する小堺一機の番組『ライオンのごきげんよう』に、3月23日から3回にわたり屋良が出演し楽しいトークを聞かせてくれた。
小堺が紹介したところでは、あのマイケル・ジャクソンの振付師が屋良に渡米しないかと声をかけたという。世界に通用する彼のダンスが、ジャニーズでも一目置かれるのは当然のことなのだ。
だが屋良自身はそんな素振りも見せず、気さくな感じの男性だった。「手羽先の肉がニワトリだと、最近まで知らなかった」、「爪切りを29歳になって初めて使った」、「嵐の大野くんの影響で釣りが好きになった」などの楽しい話が次々と飛び出したのである。
特に爪切りを使ったエピソードには、共演者も唖然としていた。屋良は子どもの頃から爪を噛むクセがあり、成人しても指で爪を剥くクセとして残ったという。彼は「そのクセを何とかしなければとマニキュアを塗るようにした」と明かす。そして、爪切りを使う手振りをして「初めて使ったけど、使いづらいなと思った」と感想を語った。
ところが彼は爪切りを手のひらが上になった状態で使用しているようなので、共演していたアンガールズの田中が「テコの原理で端っこの方を押すんですよ」と説明したのだ。それを聞いた屋良は、「テコの原理なんですか? あれは?」と目を丸くして驚く。小堺から正しい持ち方を教わる屋良の様子に、アンガールズの山根が「ダンス以外何も知らないんですね」と思わず突っ込んだほどだ。
嵐の振付けでは櫻井翔のソロ曲『Hip Pop Boogie』を一緒に振付けるほどの関係で、他にも『One Love』、『Crazy Moon~キミ・ハ・ムテキ』などを担当してきた。それだけにメンバーとの交流も深く、屋良は「大野くんが“25時間ずっと釣りをしていた”という話を聞いて影響された」と釣り好きになった理由を明かしていた。
屋良は本来、海が好きなようでスキューバダイビングで魚を見ることが大好きだという。そんな彼が、昨年の秋に沖縄で父親と釣りを楽しんだのだ。アジが釣れて屋良は初めての収穫に喜んだが、父がアジをさばくのを見て急に可哀そうになりさばくのをやめようと言い出した。結果的にそのアジを食べたという彼は「ものすごくおいしかったんです」を繰り返して、笑いを誘っていた。
屋良はそんなエピソードを次々と明かしてくれた。世界的なダンスを踊るジャニーズとは思えない彼の素顔が垣間見え、好感が持てたのである。
舞台『道化の瞳』について、小堺は「楽しいが最後は切ないところもある」と触れると、「屋良くんの新しい一面が見られる」とも語っていた。屋良朝幸が初舞台でどんなパフォーマンスを繰り広げるのか楽しみだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)