シンガーソングライターのスガシカオが恥ずかしそうに照れながらも、少し誇らしそうに喜んでいる。彼が作詞した『夜空ノムコウ』に続く、嬉しいニュースがブログで報告された。
今から10年前に『夜空ノムコウ』が、中学生の音楽の教科書に初めて掲載された。だが今回は“作詞家・スガシカオ”として、心の底から嬉しいのではないだろうか。
3月20日付のスガシカオのブログ『コノユビトマレ』によると、この4月から中学2年生の国語の教科書に、彼の作詞した『Progress』が掲載されることを報告している。ブログに載っている表紙の写真から、三省堂『中学生の国語 学びを広げる』の教科書のようだ。
NHK総合『プロフェッショナル 仕事の流儀』の主題歌でもある『Progress』は、思春期の若者が大人になって行く過程で、他人と比べて悩んだり夢に挫折したりして葛藤しながらも、未来に向かって自分なりに前に進んで行こう―という、まさに中学生にピッタリのメッセージが込められている。ブログでスガシカオは「このクソ不完全な大人が書いた、クソかっこいい言葉達を学ぶがいい。」と、照れっぱなしである。
彼よりも喜んでいるようなコメントをブログに寄せているのが、スガシカオの詞の世界に魅せられている沢山のファン達だ。特に掲載される教科書の科目が、国語であることに感激しているようである。中学校の現役国語教師の方からも、「今から教えるのが楽しみです。」とのコメントが届いていた。
今の日本の未来は若者に対しても厳しいものだろう。だが、将来に夢を持つことを決して諦めないで欲しい。スガシカオの『Progress』の詞が、そんな中学生らの心に響いて欲しいと思う。
(TechinsightJapan編集部 みやび)