3月28日はAKB姉妹グループとそのファンにとって記憶に残る一日となった。SDN48はAKB48劇場での最後の公演を行い、SKE48からは間野春香と山田恵里伽も、最後の公演となったのである。
AKB48のエース・前田敦子が卒業を発表して以降、AKB48と関連グループでメンバーの動きが激しい。これまでも卒業や辞退はあったのだが、前田の決断をはじめメンバーの動きがここまで集中したことは無いだろう。
3月31日の『SDN48 コンサート「NEXT ENCORE」in NHKホール』でメンバー全員が卒業するSDN48は、28日に劇場での『誘惑のガーター公演』千秋楽を終えた。彼女達にとって最後の劇場公演だった。
大堀恵はブログ『大堀恵の「受粉計画」』で、「千秋楽を迎え放心状態が続いております」と心境を語っている。佐藤由加理も『ゆかりんご』で「初めてシアターに立ったのは7年前、もう7年も立つことにびっくりです」とAKB時代からの活動を振り返る。
AKB48から引き続きSDNメンバーとなった彼女達にとっては、感慨もひとしおだろう。もちろんそうでないメンバーも卒業を前に迎えた千秋楽には様々な思いがあったはずだ。大堀恵は「今、私達はひとつの節目を迎えようとしています」とそんな状況を表現する。
SKE48のチームEも28日が『パジャマドライブ公演』の千秋楽だった。すでに卒業を発表していた2期生の間野春香と3期生の山田恵里伽がこの日は最終公演を迎えた。
間野は学業に専念する為、卒業を決断。山田は腰の治療に専念する為に苦渋の判断をしたものだ。山田恵里伽のブログ『ようこそ!えりかのテニスコートへ』で彼女は千秋楽を迎えた日に「まだまだ出せるよえりかの力。まだまだ出せるよえりかの笑顔。」と今後の活動にも意欲を見せていた。
AKB48からも12期研究生の鈴木里香が学業に専念する為に3月いっぱいで辞退すると発表されており、3月25日以降から関係グループを含めてメンバーの動きが慌しくなってきたのである。
関連グループと研究生も含め200人を超えるメンバーが所属していることを考えると、入れ替わりも多くなるのが現実だろう。前田敦子の卒業発表は、グループとしてその時期が来たことの象徴とも思えるのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)