エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「私は変わってる? 」釈由美子おすすめ“携帯 2タッチ方式”の使用率は?

携帯電話で文字入力する際に“2タッチ入力”という方法があるのをご存知だろうか? 女優の釈由美子は一般的に使われる入力方法よりも便利だという理由で、この“2タッチ方式”を愛用しているのだ。彼女がテレビ『笑っていいとも!』に出演した際にその件について観覧者に問いかけたところ、意外な結果が分かった。

“携帯 2タッチ入力”あるいは“ポケベル入力”とも呼ばれるように、この方法はポケットベルに使われていたものである。1993年にはドラマ『ポケベルが鳴らなくて』が放送され、そのテーマ曲「ポケベルが鳴らなくて」(歌:国武万里、作詞:秋元康、作曲・編曲:後藤次利)はレコード大賞・新人賞を取るほどヒットした。それほどポケットベルは浸透していたのだ。

当時ポケットベルを多用した人にとって“2タッチ入力”はなじみがあるだろうが、携帯電話世代にはどうなのだろうか。3月5日に『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングに出演した釈由美子が、“100分のXアンケート”でそれを出題したのだ。

釈由美子が「私は変わっていると言われる」と話しており、彼女自身の周りにはこの方式を使う人は少ないようだ。それでも彼女は“2タッチ入力”の便利さを、タモリや会場に向かって力説したのである。

例えば一般に携帯で文字入力する“トグル打ち”と呼ばれる方法は、「1」のキーを押し続けると「あ、い、う、え、お」と変換していくが、押し過ぎてしまい「あ」に戻ってしまう経験は誰しもあるだろう。“2タッチ入力”の場合は、「あ」は『1(あ行)の5番目』となるので「15」と押せば良いのだ。行き過ぎることはないし、押す回数も少なくて済むのである。

釈由美子は、「“ゆみこ”だったら“837225”」、「“たもさん”だと“41753103”」と瞬時に暗唱したが、やはり最初は習熟するのに時間がかかりそうだ。

この日、観覧した女性客100人にその“2タッチ入力”の利用者を訪ねたところ、なんと『0人』だったのだ。「なんでなの? 私だけアウェーだ…」と釈由美子はその結果にかなりショックを受けていた。

タモリもこの“2タッチ入力”については全く知らなかったのだが、彼の場合は携帯電話の導入が遅かったのでポケベルもあまり使わなかったのではないだろうか。

ちなみに釈由美子は「スマートフォンになったらこの“2タッチ入力”が使えなくなりそうで、携帯電話を続けたい」と話していたが、スマートフォンでは“フリック入力”というより素早く操作できる方式が使われている。また“2タッチ入力”を使用可能にするアプリも登場しているようだ。

だが、釈由美子が楽しそうに“2タッチ入力”を語る姿を見ると、ゲーム感覚で使ってみるのも面白そうに感じた。そんな動機でも愛用者が増えれば、この方式が姿を消さずに済みそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)