3月20日に開催された『R-1ぐらんぷり2012』決勝戦でCOWCOW多田が優勝した。相方の山田與志が下北沢のライブ会場で観客と共に観戦、喜びを分かち合った様子をブログで報告している。
“祝!COWCOW多田健二R-1ぐらんぷり優勝!”と、山田與志がブログ『ルヴール美術館』で相方の優勝に対して綴った。
山田はこれまで同大会の決勝に4度も進みながら、優勝へ手が届かなかった。この日、彼が更新したブログの内容には、それを相方の多田健二が果たしてくれたことを心から喜んでいる気持ちが伝わってくるのだ。
この日、山田は下北沢のギャラリーで“R-1サバイバルチャレンジ”という独自のライブを行っていた。R-1の決勝戦はそのライブ後に観客と出演者でテレビを囲んで応援したようだ。
「芸人もお客さんも大盛り上がり!」とその写真も掲載しているが、決勝戦会場に負けないほど楽しそうである。多田の優勝シーンでは、山田は相方が映るテレビに肘をのせてお決まりのポーズをとり微笑んだ。周囲からも「おめでとう」と祝福されて、山田自身もウルウルと泣きそうになったという。
ところが「すぎちゃんが泣きすぎて引いてしまう僕。完全に泣くタイミングを失う」と、準優勝のすぎちゃんにテレビで先に泣かれてしまい、山田は喜びの涙を流せなかったのである。
R-1会場でも、すぎちゃんの涙もろさには周囲が驚いていたほどだ。徳井義実がネタで使ったパンティーを涙する多田健二に差し出して笑いを取り、なんとか場を盛り上げたのだ。
『R-1ぐらんぷり2012』の決勝は、これまで以上にバラエティに富んだ芸人が笑いを競い審査員を悩ませた。各芸人に対する観覧客の笑いと審査結果の距離がずいぶん感じられた中でCOWCOW多田の優勝は誰もが納得するものだろう。
これまではR-1の常連でもあったCOWCOW山田與志にも相方が優勝したことで落ち着かずに、来年も挑戦してくれると期待したい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)