エンタがビタミン

writer : testjournalist

【エンタがビタミン♪】「3.11から幸福論変わった」「失敗も逆算すると正解」。“あの人たち”が語る『春をやり過ごす“気の持ち方”』。

季節の変わり目は、気持ちの変わり目。特に春は、異動や卒業、入学などさまざまな出会いと別れがあり、気持ちが不安定になることもあるだろう。そんな春特有と思われる心の変化は、この時期ラジオの番組でもよく話題にのぼる。普段はお笑い満載の芸人や、もうすぐ番組を卒業するあの人がいま感じている幸福論、人生の価値観などについて、真剣に赤裸々に語った。

3月7日配信の『JUNK 山里亮太の不毛な議論』ポッドキャストにて、一浪した経験のある山里亮太(南海キャンディーズ)が、悩み相談を受けていた。「受験勉強をがんばっているが、浪人しそうで、どうしたらよいのかわからない」というメールが番組で紹介された。山里はただの“なぐさめ”と言われるかも知れないと前置きしたうえで、「試験の結果はどうであれ、受験のために毎日勉強をがんばったという結果は、人生のゴールから逆算すると正解でしかないと思うしかない」と述べ、「全力でがんばった人はいつか『あの時落ちて良かったな』って思えるような人生になっているはずだ」と語ったのだ。普段、ラジオでは下ネタやおふざけ満載の山里からの意外なアドバイスに、多くのリスナーも驚いたであろう。

また、このたび3年間続けてきた番組を終了する小島慶子は、3月16日放送の『小島慶子 キラ☆キラ』内でこれまでを振り返った。番組では毎日いろいろな人に起きる、日常の“くらし”を紹介してきた。小島アナは多種多様な人生を見てきて、自分と違う価値観が存在することに気が付いたとき、人生を立体視できるようになったと話す。

また、同番組に出演していた水道橋博士(浅草キッド)も「3.11以降、幸福論は変わった」という。以前は、若者にとってのっぺりと続く“退屈”が一番苦しかったが、震災以降は「終わりある日常を意識しながら、危機感の中で、どこに幸福を感じるのかを考えるようになった」と語った。

悩み多き春にラジオから聞こえてきた声。パーソナリティはそれぞれ、質問内容や置かれた境遇は違えど「見方を変える」ことの大切さを語りかけているようだ。悩み、行き詰ったとき、そこにあるラジオをつけて気分を変えてみるのはどうだろうか。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)