エンタがビタミン

writer : testjournalist

【エンタがビタミン♪】爆笑問題・太田「自身の本を絶対に読んで」。“片想いの彼女”への異常な愛。

爆笑問題の太田光が、ある書評家に「ぼくの新刊を読んで!」と熱烈なラブコールを送っている。しかし、なかなか相手に想いは届かない。じれた太田は幼稚に駄々をこねてみたり、逆に下手に出てみたり…。エスカレートする太田の“片想い”に相方の田中裕二も少々呆れ気味だ。

この片想いの発端は、太田光が前作「マボロシの鳥」を出版した時から始まる。お相手は、辛口ではありつつも気さくで分かりやすい書評で有名な書評家の豊崎由美氏だ。豊崎氏が「マボロシの鳥」を読み、太田に対して「批評家としては一流だが、モノを作る人としてのセンスが感じられない」と厳しい評価を下した。このことを耳にしたときから、太田は自身のラジオ番組『JUNK 爆笑問題カーボーイ』でたびたび豊崎氏に対して幼稚ともいえる反論を行っては、相方の田中にたしなめられていた。

それから約1年の歳月が経ち、1月に小説「文明の子」を出版した太田。その際にも、「ぜひ、豊崎先生、読んでください」と幾度となく呼びかけてきた。いまだ豊崎氏が同書を読んでいないことに対し「無視するな」と、幼稚な呼びかけはエスカレートしていった。しかし、さすがにこれにも飽きたのか、太田は態度を一転したのだ。

2月28日深夜放送の『爆笑問題カーボーイ』では、「美しすぎる書評家豊崎由美ちゃん!」、「愛してます」など今度は懐柔作戦に出た。「恋しい人から返事が来ない片想いの気持ちだ」と繊細かつ、複雑な心のうちを明かした。なんとも太田らしい駄々っ子のようであるが憎めない一連の言動。さすがに相方の田中も、「せっかくよい本なのにもったいない」と半ば呆れ気味ながら同情を寄せているようであった。

しかし、この太田の叫びはむなしく響いているわけではなかった。実はこのせつない想いは無事豊崎氏に届いていたのである。豊崎氏は自身のツイッターで、太田が書評を待っているというツイートに「また1年間、文句を言われ続けることになるのかもしれませんが…。デビュー作より良い作品であることを祈っておりますの。」と書き込んでおり、まだ実際に読んではいないものの、新作への期待は持っていることを明かしている。自分の作品を早く読んでもらいたくて駄々をこねる生徒と、“もう少し待ってね、でも期待しているわ。”とたしなめる教師のような太田と豊崎氏の関係。なんとも微笑ましいではないか。果たして彼の想いは届くのか。今後の2人の“恋の行方”が楽しみだ。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)