エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「ルーマニアに母が…」。福山雅治が明かした思い出に残るサプライズ誕生日。

ミュージシャンの福山雅治(43)が、テレビ番組で自身の誕生日に起きたサプライズを語った。今年の2月6日の誕生日はレコーディング中にスタッフが祝ってくれたそうだが、福山の記憶に強く残るのは40歳の誕生日だという。

歌手として俳優として活躍する福山雅治の若々しい姿を見ると、43歳とは思えないものだ。そんな彼も40歳という節目を迎える頃にはラジオ番組でも感慨深く語っていたが、その年はやはり周囲のスタッフも気を遣ってくれたようである。

3月2日に放送された音楽番組『ミュージックステーション』に福山が出演した際、その40歳の誕生日のエピソードを語った。

その時彼は仕事でルーマニアに行っており、現地のレストランで食事をしていると突然母親が現れたのだ。「『まさはるおめでとう~』と手製のカレーを持って来たんですよ」と福山は嬉しそうに話しながらも、「『これって、誰が嬉しいんだろう?』と思った」と本音を明かした。

もっとも、それは照れ隠しなのだろう。実は2009年にラジオ『福山雅治のSUZUKI Talking F.M.』で、彼はそのサプライズ誕生日の様子を話しているのだ。

福山はエイズ啓発運動「Act Against AIDS」の活動で知り合った子ども達に会う為にルーマニアを訪れた。そこで4日間滞在する間に、2月6日の誕生日を迎えたのである。

彼がレストランに入ると、厨房で母親が料理をしているではないか。母は息子の為に水炊きを作り、誕生日を祝ってくれたのである。

“Mステ”で話したカレーとは料理が違うが、もしかすると両方作ったのかもしれない。いずれにしろ福山は「なんか変な感じだったね」と当時の心理状態を明かし、「ありがとうってハグできない」と素直に母親に意思表示できなかったことを話した。

福山雅治が今年の2月22日にリリースした新曲「生きてる生きてく」は遺伝子が祖先から子孫へと伝える命を歌ったものだ。その歌詞には『僕は僕だけでできてるわけじゃない』という一節がある。

その曲を披露した“Mステ”で3年前のサプライズ誕生日を語った福山は、きっと母親と自分にこの歌を重ねていたのだろう。逆にそうした母の愛が積み重なって福山雅治の歌の基礎になっているとも言えそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)