若手バレエダンサーの登竜門『ローザンヌ国際バレエコンクール』で優勝した、菅井円加さん(17)。現在は東京都町田市の高校に通い、神奈川県大和市のバレエ教室でレッスンに励んでいる。
スイスから帰国した成田空港での菅井さんは、ベージュのコートに赤のマフラーでジーンズ姿。大会の現代舞踊部門で見せた情熱的な演技が想像できない、素顔は普通の可愛らしい女子高生である。
2月11日放送の『情報7days ニュースキャスター』(TBS系)では帰国した菅井さんが通うバレエ教室を訪ね、普段の彼女のレッスン風景などを取材した。
「吉高由里子さんに似ているって、よく言われます。申し訳ないですね。」とはにかむ彼女。インタビュー中、時折見せるお茶目な表情も吉高に似ているように感じた。
この日もいつも通り学校からバレエ教室へ直行し、まず1時間半かけてストレッチを行い体を温めていた。練習は毎日23時過ぎまで、そのため菅井さんの今の睡眠時間は2~4時間だそうだ。学校の授業中は眠気との闘いらしい。
彼女を10年間指導している先生は「彼女の足を見てください、強そうでしょ?」と評した。確かに菅井さんは私たちが従来から持つイメージの、“華奢で細い”バレリーナの体型ではない。彼女の優れている点として先生が話すのは「体の芯がしっかりしていて芯がぶれない。」、「ジャンプを飛んだ時の滞空時間が長い。」これは基礎練習の積み重ねと、彼女の体全体の筋肉の強さから得られた―ということである。
海外留学ではなく、日本で高校生活を送りながら町のバレエ教室でレッスンを重ねてきた菅井さん。今でもバレエ教室では、トイレ掃除を当番制で担当している。最後に彼女は「夢はプロになって、バレエ団で世界で活躍したい。」と語った。その日が近いことは確かであろう。私たちも楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)