映画『セイジ-陸の魚-』で監督を務める伊勢谷友介が、主演に抜擢した西島秀俊とテレビ番組で共演した。映画『あしたのジョー』で過酷な減量を経験した伊勢谷は、西島の体を見てショックを受けたことを明かしたのだ。
8年ぶりに映画『セイジ-陸の魚-』を監督した伊勢谷友介だが、昨年は漫画、アニメの人気作品を実写化した映画『あしたのジョー』に力石徹役で出演して話題となった。
原作でも力石は過酷な減量で苦しむが、伊勢谷友介も実際にそれ相当の減量を行ったのだ。当時のインタビューでは「キウイとレモン1個だけは食べたので、食べ応えがあるようカットすることに苦心した」と語っていた。
2月21日に放送された『火曜サプライズ』に、伊勢谷友介、西島秀俊、森山未來の3人が映画の宣伝も兼ねてロケに出演した。おすすめの料理店を巡ると、早々にお酒が入った伊勢谷友介はより饒舌になり、映画のエピソードを明かしたのである。
彼が映画の撮影で『俺は力石徹をやって極限まで体を絞った俳優だ』という意気込みで現場に入ると、セイジ役の西島秀俊が裸の姿でいた。「そこには、(力石役の自分より)まだ凄い体が出てくるわけですよ!」と、伊勢谷は西島の肉体にショックを受けたことを明かす。彼はその西島の腹筋を「もう、板チョコみたいだから」と表現して、完全に敗北を認めていた。絞りに絞った『力石徹の肉体』を持つ彼のプライドが崩れ落ちたのである。
西島も「役者人生で今ほど体を絞ったことは無い」と自らの過酷なダイエットを語った。彼は映画「CUT」でも主演して“殴られ屋”を演じた頃から体を絞っていたのだ。セイジ役ではさらに絞る為に食事制限を続けた。西島は撮影現場にお菓子が置いてあると「ボーっとそれを眺めて『はい見た!』とこらえた」と話すと、「人ってああいう時には“見る”んですね」と極限での心理状態を思い出していた。西島秀俊はそうやって体脂肪もギリギリまで落としたのだ。
他の番組のインタビューを受けた時にも西島秀俊は減量について語ると「体脂肪率を測っておけばよかった」と惜しがっている。今は撮影時から比べると体重も戻っているようだが、健康の為にはその方が良いだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)