コメディアンとして活躍するエスパー伊東が真剣に脳波に興味を持ち、“アルファ波”を追求してきたことをブログで綴っている。彼はバラエティ番組で体力勝負のパフォーマンスを見せることが多いが、真剣に“エスパー”となるべく努力していることを再認識させられる内容だ。
エスパー伊東の存在を強烈に印象付けられたのは、1994年から放送されていた『投稿!特ホウ王国』の企画“伊東万寿男の無謀な挑戦”で彼が数々の体を張った挑戦を見た時だった。念力などの超能力を使うわけでもないが、その命がけの挑戦には“エスパー”を感じたものだ。今も、彼は同じような芸風を続けておりテレビ番組よりもイベントなどの営業で活躍している。
そんな彼が2月3日の『エスパー伊東ブログ』で、“アルファ波”に興味を持ち続けてきた人生を明かしている。15歳で脳波に興味を持った彼は、“アルファ波”によって『能力アップ』することを追究してきたのだ。それは“エスパー”への憧れでもある。
彼が「秘密兵器」と呼ぶ『アルファ波発生装置“アルファコイル”』は、頭にリングをはめて電磁波を流すことで「半ば矯正するかのようにアルファ波の脳波が出るようにする器械」だという。高額な器械だが、彼はこれを持っているのだ。「常に人があまり試さない方法を試すのが、エスパー伊東流だ」というが、最近まで知人に貸していたらしく彼自身もその効果はまだ実感していないようだ。
この機械を発明した理学博士の橋本健氏について、エスパー伊東は「野球場などにあるマンモスTV、色が次々に変わるネオンサインなど数百の発明をし黄綬褒章を受章した。植物の感情をキャッチする器械も話題になった」と紹介しており、「生前の博士と私は交流があった」と明かしているのだ。
残念ながら橋本健氏は平成19年2月22日に83歳で亡くなっている。前述のエスパー伊東の紹介の他にも「日本超科学会」の会長を務められ、「日本空飛ぶ円盤研究会」 や 「日本宇宙旅行協会」にも関わっていた。幅広い見識を持ち活動された方なのだ。
エスパー伊東が15歳の頃は、一般的には“アルファ波”の言葉さえ知られていない時代だったという。しかし、彼はそれを追究して「瞑想を習い、17歳の頃にアルバイトをして何万もする“バイオフィードバック”を購入」したのである。“バイオフィードバック”がどのようなものか不明だが、エスパー伊東はこの時期から「能力アップ器やサプリメントおたくになった」と言うことからもその類と思われる。
他にも“マイナスイオン発生器”など高価な買い物をしながら、一方で「酵素、乳酸菌、黒酢」に行き着き「呼吸法やストレッチ」も習熟していく。これが彼のパフォーマンスに現れているのだ。
エスパー伊東は年齢不詳で自称「30歳以上60歳未満」とされるが、15歳から様々な方法で“アルファ波”を追求してきた結果、「近眼・老眼にかからない、寝込むほどの風邪を20年くらいひいていないなどの効果があった」とも記している。彼はこれからも研究を続け「いつか書籍としてまとめたい」と考えを明かしており、その時が来ると一躍注目されるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)