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1960年代に、マラリアに感染された他人の血液を精神疾患の治療のためと称して注射されたという男性の告白が、オーストリアで問題となっている。
この男性は1964年、16歳の時にウィーンの大学病院で精神疾患と診断され、治療と称してマラリアに感染した他人の血液を注射されたが、その後は症状が治まるどころか2週間もの間42度の高熱に見舞われることとなり、更にその後何年もの間熱や震えといった症状が残ることとなったと、最近放送されたテレビ番組の中で語っている。
番組の放送終了後、やはり1960年代に10歳代であった別の男性が同じ経験があると申し出たことから、この問題が公に知れ渡ることとなった。
このマラリアによる治療法は、元々梅毒治療のために端を発したもので精神疾患の治療にも流用されていたが、既に1960年代には意味が無いものとして廃止されていた。だがその病院に勤務していた精神科医は、その意図こそ明らかにしてはいないものの、この注射による『治療』は当時確かに行われていたと証言している。
そのためオーストリアの犯罪被害者支援団体は、当時の病院関係者に対する損害賠償請求の準備をすると共に、なぜ廃止されたこの『治療』を行っていたのか、その意図を明らかにするよう求めている。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)