ハロー!プロジェクトのアイドルグループ、スマイレージが6人の新体制となって初のシングル『チョトマテクダサイ!』を2月1日に発売する。すでにPVが公開されているが、タイトルと同じ“チョトマテクダサイ”の歌詞が印象的な楽曲だ。詞・曲を手がけたつんく♂がその誕生の裏話をブログで綴っている。
つんく♂がプロデュースに関わるハロー!プロジェクト(ハロプロ)に所属するスマイレージは昨年、大きな変化を迎えた。8月にはそれまでの4人にサブメンバー5人が加わり、オリジナルメンバーの小川紗季が卒業。12月31日には前田憂佳が卒業した。サブメンバーからは4人が正メンバーとなり、6人のメンバーで新たな年を迎えることとなったのだ。
新体制となったスマイレージとして、初のシングル曲となるのが『チョトマテクダサイ!』だ。打ち込みを中心としたポップでノリの良いサウンドと、楽しくなる振り付けのダンスが大ヒットを予感させる。
歌詞に多く登場する言葉“チョトマテクダサイ”は外国人が話すカタコト日本語かとも思えたが、つんく♂のブログ『つんブロ♂芸能コース』で1月17日に綴られた内容によるとそうではないようだ。
彼のお子さんが言葉を話せるようになり、大人のマネをするようになった。「いらしゃいませ~」というような言葉を繰り返して遊ぶ姿を微笑ましく見るうちに、「“チョトマテクダサイ”は面白いな」とつんく♂自身も気に入ったのである。
つんく♂は「“チョトマテクダサイ”を連発してみましたが、何か洋楽みたいで良い感じに仕上がりました」とその言葉を中心としたことに満足そうだ。また歌詞の内容については、日々の生活で「おっと、ちょっと待って!」と思うような場面をとらえたものだと解説している。
確かに『チョトマテクダサイ!』には“急な告白には何て答えれば正解?”、“寝坊しちゃって次のバスでは間に合わない”といった女子が体験しそうな内容が詰まっており、親しみやすいものとなっている。
また、スマイレージメンバーが同曲で披露する衣装について、つんく♂は「平成版のサリーちゃん」をイメージしたと説明する。横山光輝による昭和の名作漫画・アニメ『魔法使いサリー』を思わせるが、現代のアイドルっぽい衣装となっているのが不思議だ。
楽曲の中で「日本一になる日まで、チョトマテクダサイ」という歌詞がある。つんく♂が彼女達に“日本一のアイドルになって欲しい”と希望を託したとも思える内容だ。『チョトマテクダサイ!』はそのキッカケとなりそうな1曲である。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)