消臭力のCMで一躍ブレイクしたミゲル・ガーレイロくん(13)が、テレビ『アッコにおまかせ!』に登場して新年のあいさつを述べた。彼が和田アキ子の目の前で彼女の代表曲を披露すると、その歌声にスタジオ中が聞き入ったのだ。
昨年、消臭力のCMで人気上昇したミゲルくんは年末のバラエティ番組に引っ張りだこだった。ポルトガルに住む彼はお正月を母国で迎えたようだが、1月8日に放送された『アッコにおまかせ!』に登場した。
スペシャルゲストとして呼び込まれると『♪ラーラーラララ…』と聞きなれたメロディを歌いながら姿を現した彼に、観客からも歓声が沸いたのだ。
すっかり歌いこんで安定感のある“消臭力”を一節歌ったミゲルくんは、カタコトながらも日本語で「アケマシテオメデトウゴザイマス」とあいさつを行ったのである。
ところが、司会の峰竜太から「新年のあいさつに来てくれたんだよね?」と問われた彼は、「アッコが怖いから…」と答えて周囲を笑わせたのだ。また、「日本で一番行きたいところは?」と尋ねられると「えーと“わだ家”」と言って和田アキ子を驚かせた。
もちろん通訳から仕込まれたネタをそのまま話したのだが、彼が落ち着いて平然と口にする姿がスタジオ中の笑いを誘ったのである。
ネタを終えたミゲルくんは次に「一生懸命に練習した」という楽曲を披露した。それが和田アキ子の代表曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」だったから、真横で聞いていた彼女が一番驚いていた。
ミゲルくんの歌声は13歳とは思えないほどに丸みがあり響き渡る声量で、その素晴らしさにスタジオ中が聞き惚れている気配が画面から伝わったほどだ。
彼が歌い終えると和田アキ子も「凄い!」と感激していた。さらに、どれくらい練習したのかを尋ねられたミゲルくんは「今日の朝、数時間練習した」と答えたので「数時間だけで!」とアッコも感心したのだ。
そのアッコが「消臭力とこの歌とどっちが難しかった?」と尋ねると、ミゲルくんは正直に「消臭力の方がララララだけなので簡単だ」と答えて納得させていた。
ミゲルくんの人気も一時的と思われたが、ポルトガルではすでに歌手としてアルバムを出しているだけあってその歌声は“消臭力”でなくとも魅力的だ。サビの部分一節のみだったが「あの鐘を鳴らすのはあなた」を熱唱した彼からは、さらに人気が高まる可能性を感じた。
昨年11月には日本の楽曲を収録したアルバム「しあわせソングス★はじめまして、ミゲルです」をリリースしている。収録曲のひとつ「キセキ」(GReeeeN)についてミゲルくんは「歌うのがとても難しかった曲」とコメントしているが、楽曲の良さが分かればこそ出せる言葉だろう。歌手としての才能はまだまだこれから伸びるのではないだろうか。
今春2月公開の映画「51(ウーイー) 世界で一番小さく生まれたパンダ」の主題歌には、彼のアルバムから「翼をください」が使われることが決定している。ミゲルくんの活躍は今年も続きそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)