エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「“フォーク曲げ”は序章だった」。メンタリストDaiGoが“心を読む”パフォーマンスで話題に。

メンタリストDaiGoが、新年に入りバラエティ番組で“読心術”を披露して話題となっている。昨年は“フォーク曲げ”で世間を驚かせた彼だが、その力はまだ出し尽くされていなかったようだ。

『ダイゴ』と聞くと、多くの方はミュージシャンでタレントの“DAIGO”を思い浮かべるだろう。だが、メンタリスト“DaiGo”の名が今年は広まりそうな気配だ。

昨年、テレビ『アッコにおまかせ!』や『メレンゲの気持ち』で、フォーク曲げの妙技を披露して話題となった。彼がスプーンでなくフォークを曲げて見せるのは、その細く分かれた先端がバラバラな方向に曲がり、さらに元に戻るというかつて目にしたことがない現象を見せる為だ。

あのMr.マリックでも難しいであろうそのパフォーマンスを見て、普通は『超能力かマジックか』と思うものだが、DaiGoはその種は「メンタルの持ちよう」だと話していたのだ。

さらに驚いたのはDaiGoがお笑いコンビ、南海キャンディーズの山里亮太に“フォーク曲げ”を伝授したことだ。昨年、テレビ番組の企画で山里が挑戦したのだが、DaiGoの指導の下で見事に“フォーク曲げ”を成功させたのである。

本来、マジシャンならば種を他者に明かすのは、広く知れ渡るリスクがあり避けるはずだ。DaiGoは「メンタルの持ち方」で誰でもできることを証明するつもりで、山里に“フォーク曲げ”を指導したのではないか。

新年に入りDaiGoが前述の人気バラエティ番組2つに久々に姿を見せた。だが、彼は“フォーク曲げ”ではなく「人の心を読む」という新たなパフォーマンスを披露したのだ。以前よりもハッキリと“メンタリスト”を名乗るのもその為だろう。

例えば、対象者が数あるペンの色から1つを選び、左右どちらかの手に持つと、DaiGoは目隠しをしているにもかかわらずそれを言い当てるのだ。シンプルなほどその仕掛けは見つけにくい。共演者の誰もが唖然とする状態となった。

彼は対象者の「仕草や目の動きで、心が読める」とその種を説明するが、“フォーク曲げ”の時の「メンタルの持ちよう」と根本は同じと言えそうだ。

DaiGoとはいったい何者なのか。彼のブログ『メンタリズム・ラボ』のプロフィールによると、幼少期から薬学関連書籍を読み科学に興味を持ったという。さらに「高校時代に不老不死に憧れ、人工的に脳を造ることを決意」とあるから只者ではない。その後は慶應義塾大学理工学部から大学院へ進んでいる。

彼は「すべての超常現象は科学的に再現できる」を信条として今も研究を続けており、“フォーク曲げ”や”読心術”はその一環なのだろう。

果たしてDaiGoの言うように「メンタルの持ちよう」でこれらのパフォーマンスが成り立つのだろうか。マジシャンや評論家がその謎解きに動き出すと、さらに興味深い展開となるはずだ。昨年はメディアへの登場は限られたDaiGoだが、今年はもっと活躍してそんな広がりも見せて欲しい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)