俳優の高良健吾(24)が今年初めて更新したブログは、“怒り”、“悔しさ”そして“決意”を生々しく表現している。高良自身が自分に向けて、叱咤激励をしているようでもある。
昨年は映画、テレビドラマに大活躍した高良健吾。特に連続テレビ小説『おひさま』(NHK)で井上真央の夫役を好演、幅広い年代にファンが増えた。人気の高まりと共にトーク番組などに出演する機会も増え、朝の情報番組などにもゲストに招かれるようになった。普段の彼は真面目なシャイな青年で、生放送のトーク番組は苦手な様子が画面から伝わってきた。それでも司会者の目を見ながら一生懸命に話す姿は、映画などで演じていた激しい性格の役柄とは正反対の誠実で好感がもてるものだった。
「あけましておめでとうございます。」の挨拶から始まる、1月8日付の『高良健吾オフィシャルブログ』。だがそのすぐ後に、「おととし、去年は悔しい事だらけだった。」といきなり本文に入っている。自分は納得できないが、引き受けなければならなかった事がたくさんあったのであろうか。それらの出来事から学んだことや得たこともあったようだが、「もう、二度とあんな気持ちは味わいたくない。」と心境を吐き出しているのだ。一体何があったのだろうか。
もちろん具体的な事実を書けば大変な騒ぎになり、それは仕事を持つ人間としてできないことである。しかし高良は書かずにはいられなかったのだろう。決意表明のようであり、自分を励ましているようだ。
「『遠慮は楽』だが、自分はキツかった。したい事をする。関節についてる、糸を切ってやる。」と次々に綴られている言葉は、切なく心が痛む。だが今年は光が見え、希望に溢れ前向きになっているようだ。ブログの最後は「ワクワク。」という言葉で終わっている。
約1か月ぶりの更新となった高良のブログには、ファンから沢山のメッセージが届いている。彼が正直に明かした自分の思いに対する応援のコメントの他に、「私も自分に自信を持って頑張ります。」と励まされた人もいるようだ。悩んだり苦しんだ経験は決して無駄にはならないだろう。今年は俳優として、ひと回り成長した高良健吾に会えそうである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)