エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「警察官の数の多さに違和感」。ジャガー横田の夫、那覇市の“荒れる成人式”報道に疑問。

毎年各局のテレビニュースなどで放送される、沖縄県那覇市のいわゆる“荒れる成人式”。派手な羽織袴姿の男性が大勢で練り歩き、式典で騒いだり警察官ともめたりしている映像が毎年流されている。そのニュースを見る限りでは、「那覇の成人式では毎年、暴れる若者が沢山いる。」と思い込んでいる人も多いのではないだろうか?

タレント・ジャガー横田の夫で医師の木下博勝氏は、1月9日付のブログ『木下博勝 公式ブログ』では那覇市を訪れ、偶然に車中から団体で道にいた新成人を見かけた様子を報告している。

ブログに掲載された写真は人物の写りが小さく、黄色の羽織袴を身に纏った集団であることしか分からない。ブログによると確かに団体で行動し、騒いでいたことには間違いないようだ。だが道行く人に絡んだりはせず、逆に年配者に道を譲っている若者もいたらしい。それよりも異様だったのは数百人規模(地元紙報道では300人超)の警察官が、若者らの周辺を警戒していたことだった。その警察官には反抗的な態度をとっている者もいたが、案外聞き分けがいいものであった―と木下氏は述べている。

過去に大きな騒動があったので、警戒のために多数の警察官が配置されるようになったのか。しかし、木下氏はテレビの報道とは全く異なり、彼らはそんな大袈裟な様子ではなかったと感じたようだ。ブログのコメント欄にも「沖縄に住んでいましたが、奇抜な格好をしていても暴れるのはごく一部の人間でした。」との意見が寄せられている。今年は、東日本大震災で被害を受けた地域の成人式の報道が多く、那覇市の成人式はあまり取り上げられていない。被災地では無事に成人式を地元で迎えられた喜びと感謝の心で満ち溢れ、地震で亡くなった友人の写真を抱え式典に参加している人もいた。特に今年成人を迎えた全国の多くの若者に、是非見てもらいたい映像であった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)