31日、都内ホテルにて映画「バトルシップ」の大ヒット祈願出航式が行われ、主演のテイラー・キッチュ、浅野忠信、ピーター・バーグ監督が登壇し、記者会見に応じた。本作は「スティング」「E.T.」などのヒット作で知られるユニバーサル映画の「100周年記念作品」となっている。主役級の重要な役で出演した浅野には、子どもの頃からユニバーサル映画には熱い想いがあったようだ。
浅野にとっては、「マイティ・ソー」に続いてのハリウッド映画出演となる。だが、今回はユニバーサル映画ということで、また違った並々ならぬ想いがあったようだ。
会見に登場した浅野は、「小さな頃から観てきたユニバーサル映画に参加できてとても嬉しいです」と挨拶した。また、「大きな役をいただいて、自分が大きなユニバーサルのスタジオで映画作りができて、夢のようだった。ただ観ているだけでなく、作る側に来られて感動した」と感慨深げに語った。その浅野のお気に入りの映画は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」だという。「親に頼んでビデオを手に入れて死ぬほど観た」そうだ。
浅野と敵対する役を演じた主演のテイラー・キッチュは、演技においては最初から役のホッパー(キッチュ)とナガタ(浅野)として接してくれたのが、浅野にとっては余計なコミュニケーションがなく有難かったという。だが空き時間には、アメリカン・フットボールを観に連れて行ってくれたり、卓球大会に誘ってくれたりと、フレンドリーに接してくれたそうだ。また、監督からの指示が英語なので理解できないと、それをまたなぜか英語で通訳してくれるというユニークな世話も焼いてくれたという。
「バトルシップ」は、4月13日(金)より全世界に先駆けて日本で先行公開される。作品は70%完成しており、今はCGや視覚効果の作業中とのこと。太平洋上に出現したエイリアンの侵略部隊と世界連合艦隊の壮絶な戦いを未曾有のスケールで描く本作。2人の演技も楽しみにしながら公開を待ちたい。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)