年末を飾るに相応しい豪華な顔ぶれだった、12月7日放送の『2011 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)。幅広い年代の視聴者が楽しめる構成になっているため現役アイドルばかりでなく、過去に活躍したアーティストらも数多く出演した。だが自分たちが応援しているアーティストの扱いについて、不満を持ったファンも少なからずいたようだ。
先日当サイトで紹介した、「卒業したメンバーで構成されたグループ(ドリームモーニング娘。)の方が、本家の(モーニング娘。)グループよりも人気がある。」という記事。『2011 FNS歌謡祭』では現役のモーニング娘。にとって、さらに厳しい演出で舞台に上がらなければならなかった。
「まるで、ドリームモーニング娘。のバックダンサー状態!」とネット上で現役メンバーのファンが、嘆き悲しむのも無理は無かった。当日は“ドリームモーニング娘。×モーニング娘。”コラボで舞台に登場し、「LOVEマシーン」と「恋愛レボリューション21」の2曲を披露したのだが…。
舞台中央に立つのはドリームモーニング娘。のメンバーだった。派手なピンク色の衣装で、自分たちの代表曲を自信たっぷりに踊り歌う。水色の衣装で後ろで踊るのは現役のメンバーたち。スカート丈が短かったのが若さを象徴していたが、せめて衣装も色は真っ白などの方が初々しさを出せたかもしれない。どう見ても“ピンク”の衣装の方が、主役に見える。そして現役メンバーが歌でソロを披露できたのは、田中れいなのみ。「恋愛レボリューション21」の短い部分だけであるが、他の現役メンバーよりは存在感があったようだ。
その田中が、12月8日の早朝にブログ『田中れいなのおつかれいなー 』を更新した。その内容がどこかもの悲しい。
「れーなの存在。」と題し番組の放送終了後、田中の母との会話した内容が明かされている。「歌が上手かった、テレビ映りが良かった。」と、母親から褒められたそうだ。どうやらソロの部分だけでなく、彼女がコーラスで参加した歌声もちゃんと分っていたらしい。田中は、「心から嬉しかった。」と記している。
この田中のブログを読んだファンから、励ましのコメントがたくさん寄せられている。朝方まで寝ていない彼女の体調を心配しながら、「れーな と さゆ(道重さゆみ)で、モーニング娘。を引っ張っていって!」「ずっと応援しているから。」と温かい内容ばかり。この声を糧に、来年こそ現役のモーニング娘。のメンバーだけで『FNS歌謡祭』の舞台に立てるように頑張って欲しいものだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)