アイドルグループAKB48を総合プロデュースする秋元康が、お昼の人気番組『笑っていいとも!』でAKB48の世界戦略について語った。国内でも数年後には2千人ほどのメンバーになるなど、壮大な話に司会のタモリも興奮していた。
AKB関連グループで海外で初めて結成したジャカルタのJKT48が、先日12月21日に『笑っていいとも!』に登場した。23日にはその仕掛け人である秋元康がテレフォンショッキングに出演して、AKB戦略について語ったのだ。
司会のタモリが「AKBはオーディションを定期的にやるので増え続けるのでは?」と疑問をぶつけると、秋元康は現在のAKB関連グループは総勢260名以上だと答え「僕らも止められないし、どうなるか分からない」と本音を明かした。
彼は「2、3年後には『AKB48! 2300人の方です!』という感じになるかもしれない」とその勢いを例えると、来年は台湾やバンコクにもAKBグループが出来る予定だと語った。
さらに秋元康は『冗談』だと前置きしつつ、「将来は世界的な総選挙もあり得る」と世界戦略を語ったのだ。『第9位! JKTから△△さん!』、『上海48から○○さん! 得票数は2億8千万票!』と彼は想像を膨らませていた。だが、秋元康が語ると想像で終わらずに実現しそうでもあり、タモリも素直に聞き入っていたのだ。
2009年、5月7日に秋元康が出演した時には、同コーナーの名物『100分の1アンケート』で「カラオケでAKB48の歌を歌ったことある人?」と質問したところ、該当者が“1人”で景品のタモリストラップを手に入れている。
それから2年半を経たこの日、試しに同じ質問をぶつけたところ該当者は“70人”となったのだ。「2年半で70倍だよ!」とタモリも驚いていたが、秋元康は「まだ30は伸びるんだ」と意欲を見せた。
『100分の1アンケート』の本番では、「AKBオーディションを受けたことがある人?」と訊いて該当者はなかったが「親戚も含めて」と尋ねると1人だけ該当した。しかし、秋元康の構想どおりに数年後にメンバーが2千人を超えるとなれば、オーディション経験者も数倍に増えるわけである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)