構想から30年。スピルバーグ初の3D作品として、全世界から注目されている映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』。実は主人公の少年記者タンタンが、ある日本の著名人と瓜二つではないか―と噂になっている。(正確には、髪型だけ?)
その“オジサン”版タンタンの評論家・山田五郎氏とモデルの堀内葉子、海洋冒険家の白石康次郎氏をゲストに迎え、11月12日に映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』トークショー付きチャリティーイベント試写会が都内で開かれた。会場内では東日本大震災で両親を亡くした子どもを支援するための募金活動も行われ、今日本に必要な“冒険”と絆を感じさせるイベントとなった。
世界中を飛び回る少年記者タンタンと相棒の愛犬スノーウィ。17世紀に海賊の襲撃を受けて洋上で忽然と消えた船の財宝のありかをめぐり、財宝を狙う謎の人物たちとの戦いと冒険の物語である。
トークショーではオシャレに定評のある山田五郎氏が、自前の衣装でタンタンと同じ青いセーターとベージュのコート姿で登場。「髪の毛も少なくなってきて、“タンタン”といえるのもあと数年ですが。」と会場の笑いを誘う。「原作本は時事問題が盛り込まれていて、大人になってから読み返しても新たな発見があるので子どもから大人まで幅広い方々に、楽しんでいただけると思います。」と語り、日本の著名なCG作品を手がける監督も、この映画のCG技術の高さに驚嘆していた―とコメントした。
海洋冒険家の白石氏からは、「他人や自然、そして運命を変えることはできないけれど、運命や状況に対峙したときにとる自分の態度は変えられる。全ての答えは自分の中にあると思う。」と、冒険家ならではの力強いコメントに会場の観客らが聞き入っていた。
『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』は12月1日(木)より、全国〈超拡大〉ロードショー。
(TechinsightJapan編集部 みやび)