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writer : maki

【エンタがビタミン♪】「トイレの神様はいる! 」松中信彦選手が明かす、福岡ソフトバンクホークスCSの意外な勝因。

福岡ソフトバンクホークスが、11月5日にクライマックスシリーズ(CS)第3戦で西武を降して日本シリーズ進出を決めた。その後、福岡のテレビ番組からインタビューを受けた松中、川崎、攝津の3選手から今回の勝利の影に意外な事実があることが明かされた。

これまで、CSで6度敗れてきたソフトバンクホークスだが、今年は勢いが例年とは全く違った。2位の日本ハムと17.5ゲーム差という独走状態で2年連続のリーグ優勝を決めた時から、今年こそは日本シリーズが見えてきたと感じられたのだ。

そしてCSでは対西武戦で激戦を制して無敗で日本シリーズ進出を決めてその力を見せ付けたのである。第3戦の杉内と涌井による投手戦も感動の名試合だったが、やはり第2戦での松中信彦の満塁弾が今年のホークスの勢いを象徴しているのではないだろうか。

11月6日に放送された福岡ローカル番組『ナイトシャッフル』ではCSで勝利した後に松中信彦選手、川崎宗則選手、攝津正投手の3選手にインタビューを行った。

CS勝利に隠された秘話が語られたのは川崎選手からだった。川崎選手は「ロッカールームにトイレの神様がいる」と言うのだ。「『トイレをキレイにしたら必ず良いことが起きる』ということを松中選手から教わった」と彼は話すと、松中選手が大きな体であのヒット曲『トイレの神様』を口ずさみながらトイレ掃除をしている姿を目撃したことを明かしたのだ。そして彼は「これが今回のCSの勝因ではないかと思う」と言い切ったのである。

この話は決して冗談半分ではないことが松中選手の証言から分かる。今年の7月に“ホークス鷹の祭典”で松中選手は相手チーム西武の帆足投手からホームランを打った。帆足投手には苦手意識があったのだが、この日彼は「家でトイレ掃除をして行ったら、本当にホームランを打てた」と言うのだ。

そのことで何かを感じた松中選手は「短期決戦は実力だけでないところがきっと出るので『トイレの神様にお願いしておこう』と思った」と語る。それ以来、彼はCSへ向けてトイレ掃除を続けたのである。

攝津投手は「松中選手がいつもトレーナー室からバケツに氷をたくさん入れてもって行くのを見て、不思議に思っていた」と言う。この日、本人からその訳を聞いて『トイレ掃除の為』だとその謎が解けたのだった。

松中選手は「神様はいるんですよ、野球の神様もいるんですよ! トイレの神様もいるんですよ!」とその力を実感したことで確信を持って語っていた。

野球選手に限らず、アスリートは験を担ぐ者が多い。限界まで練習して鍛え抜いた世界では、最後は“神頼み”という心境になるのだろう。そしてそれはある時、形となって現れるようである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)