タレントの千秋が、11月に被災地の岩手県大槌町で支援活動を行った。彼女はブログで被災地の子供達が描いたドラミちゃんの絵と共に、珍しく自身のすっぴん(と思われる)写真も公開した。被災地の現状にも触れており、千秋の支援への思いが伝わってくる内容となっている。
千秋はmam-aid project(マーメイド・プロジェクト)という被災地の母親達をサポートする団体の活動で今回、岩手県大槌町を訪れた。同団体は『3.11東日本大震災に伴う復興地子育て応援プロジェクト』という位置付けで“全国のママ”が“復興地のママ”をサポートするものだ。
7月にも大槌町を訪れた千秋は子供達へ読み聞かせを行い、自ら提案してスイカ割りも楽しんだという。縁のある大槌町を11月に訪れた様子を彼女が『千秋オフィシャルブログ「苺同盟」』で紹介している。支援活動には彼女もすっぴんに近い状態で臨んでおり、その写真からはいつものタレント千秋は感じられない。
前回7月に同町の仮設住宅を訪れた千秋は、「ワタシなりに感じることが沢山ありました」と当時の思いを記している。その時に出会った人々との「絶対にまた来る」と交わした約束を、今回実現させたのだ。
mam-aid projectと現地の関係者の協力で、今回は体育館で被災地の母子を応援する活動を行った。足ツボマッサージ、授乳施設、助産師さんによる対応、赤ちゃんの健康診断などや地元の方による“さんまと鮭のつみれ汁の炊き出し”を振舞った。
千秋は「ワタシだけが出来ることとして、ドラミちゃんのえかきうたを歌いながら、子供達と遊びました」と、前回の読み聞かせとは違った形で子供達と交流したようだ。彼女はこの時に子供達が描いた“ドラミちゃん”の絵をブログで一部紹介すると「みんなにとっても子供達のパワーは力強いものなんだ」、「ドラえもんやドラミの持つパワーの底力」を実感したと書いている。
被災地での子育ては大変だろうが、その分子供から救われることも多い。「ワタシも、これからももっともっと頑張ろうと思いました」と千秋も子供達から力をもらったのである。
二度目の被災地での支援活動を終えた千秋は「復興は全然進んでいません」と、報道では伝わらない現実があることを綴っている。「風化しないように、誰かが、ワタシ達が、こうして言い続けていかないと」と彼女は最後に訴えていた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)