エンタがビタミン

writer : testjournalist

【エンタがビタミン♪】元TBSアナ・雨宮塔子、古巣番組の収録中に号泣。そのワケ。

元TBSアナウンサーで、現在はフリーアナウンサー、エッセイストとして活動中の雨宮塔子が、彼女の出世作ともなったTBS「チューボーですよ!」にゲストとして出演した。雨宮塔子といえば同番組内で「巨匠・堺正章」の第一号アシスタントとして人気を博したことを覚えている人も多いはず。そんな彼女が古巣ともいえる番組で、突然号泣するというハプニングが起こった。

雨宮塔子は、TBSの看板アナウンサーとして活躍した後フランス・パリに留学をし、2002年に『パティスリー・サダハルアオキ・パリ』のオーナーシェフを務める青木定治氏と結婚した。現在は8歳の女の子、6歳の男の子の母としてパリに在住している。

そんな雨宮は、初代アシスタントを務めていた11月19日放送の『チューボーですよ!』に出演し、パリでの生活について語った。巨匠の堺正章から、同じくパリ在住の女優中山美穂や、元フジテレビアナウンサーの中村江里子との交流について質問をされると、「あまり言ってはいけないんだけど」と前置きするものの、交流があることを明かした。

有名人であることを周りは誰も知らない環境で「みんな普通のママとして頑張っている」と中山と中村について話し、「お互い辛い自慢をしている」と話した。そして、堺に「これからもずっとパリに住むのか?」と質問をされると、子供たちの教育のためにパリにずっと住むことも告白した。

しかしその後、雨宮自身の仕事に関して質問をされると、「一生懸命聞いてくださって」と言葉を詰まらせ、突然号泣する場面があったのだ。涙を浮かべる姿に、堺は「パリはパリで、かっこいいことばかりではなくつらいこともあるんだろう」と代弁すると、雨宮は「いろいろあったんです」とこぼした。

雨宮といえばアナウンサーを人気絶頂期に辞め、夢を追いかけパリへ単身美術留学。遠く離れた異国の地で、当然楽しいことばかりであったとは思えない。そんな彼女をさりげなく気遣う恩人ともいえる巨匠の言葉に、思わずほろりと心がほどけてしまったのか。結局この日の雨宮の涙の理由は明らかにならないままに。しかし、新婚ホヤホヤの堺巨匠が「俺のこと好きだった(から泣いた)のか?」と絶妙な突っ込みでその場をフォローすると、泣き顔の雨宮も思わず吹き出した。番組卒業から十年以上たってもなお残る、堺と雨宮の強い絆を感じさせる一幕であった。

日本から遠く離れたパリで生活していくことは、想像以上に辛いことがあるのだろう。しかし、堺に突っ込みを入れられている雨宮の姿は、アシスタントをしていた時代と変わらず輝いているように見えた。
(TechinsightJapan編集部 七海香)