タレントの重盛さと美が“自分を超える天然キャラだ”と断言するのが誰あろう重盛自身の母である。その超天然の母親が起こした“加湿器事件”というエピソードがある。ところが重盛はその事件後に出演したテレビ番組で母にひどい態度を取ったことを明かし、反省していたのだ。いったい、彼女と母親に何が起きたのだろうか。
重盛さと美と母親にまつわる“加湿器事件”とは次のようなものだ。舞台の公演期間中に風邪をひいたのか体調が良くない重盛さと美は、心配して実家から来てくれていた母親に「喉の調子が悪いから加湿器をつけておいて」と出先から電話で連絡した。
彼女が舞台を終えて自宅に戻ると頼んだはずの加湿器のスイッチが入っていない。重盛が追及したところ、母は「バケツとハンガーで加湿器を作っておいたよ」と答えたのである。疲れがピークだった彼女はそれが耐えられずブチキレたのだった。これが以前、テレビ番組で重盛が語った“加湿器事件”である。
ところが、その後しばらく経った10月7日に放送されたテレビ「ライオンのごきげんよう」に出演した重盛さと美は、このエピソードには続きがあると語り出した。母親にブチキレた彼女はあろうことか「この役立たずが!」と罵声を浴びせてしまったことを明かしたのだ。その時ばかりは母もシュンとしてしまったという。
後日、重盛は『さすがに言い過ぎた』と反省して、母へお詫びの気持ちに彼女が出演する舞台最終日の最前列に招待したのである。舞台を終えて重盛が母に感想を尋ねると「さと美の声の様子を聞いたら大丈夫そうだったので、安心して寝てしまった」と答えたのだ。重盛は「娘の舞台でしかも最終日で寝るなんて、信じられん!」とここでもキレてしまったそうだ。
普段は姉妹のように仲が良いという重盛母子。それでも「この役立たずが!」とは、けして親に向かって放ってよい言葉ではない。重盛自身もこの“暴言”については深く反省している様子だ。そこにはときに反発しながらも、母への感謝の気持ちを忘れない娘としての重盛の顔があるのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)