エンタがビタミン

writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】恐妻で良妻。次課長・河本の妻。夫の下積み時代、銀座でみのもんたに“指名”されていた。

恐妻家として有名な、次長課長の河本準一。本人としては辛い私生活であろう。だが、そこは芸人。ある意味ネタと化しているのも事実だ。9月28日放送の『はなまるマーケット』(TBS系)の“はなまるカフェ”のゲストで登場した河本は、そんな努力虚しいエピソードを明かした。

河本は、実はとてもロマンチストのようだ。記念日や行事の度に、愛する妻へのサプライズを忘れない。プレゼントは直接本人に訊くのは野暮なことで周囲の友達などに訊いてまわり、妻の「今一番欲しいもの」をリサーチするという。ただ実際訊いてまわると高級バッグや、指輪など高めな品物が出てくる。だが、河本はそれを一生懸命探すのだ。そしてプレゼントをする時もただでは終わらない。どうしたら喜んでくれるかなどシチュエーションにもこだわるのだ。

ある年のクリスマスには、指輪をプレゼントしたそうだ。その時も指輪の好みやサイズも周囲にそれとなく訊いてもらったという。そしてクリスマス当日、妻がよく使うという電子レンジに指輪を隠した。しかし、そんな日に限って台所に立った妻は電子レンジを使わず、フライパン調理が多いのだ。しびれを切らした河本は「電子レンジで牛乳を温めてくれ。」と頼んだという。しかし料理で忙しい妻は、自分でやるように冷たく断った。そこで諦める河本ではない。どうしても電子レンジを開けて欲しいため、妻に頼みこんだ。仕方なく電子レンジを開いた河本の妻は、無事指輪を発見するものの「ありがとう。」と素っ気なく終わったそうだ。こんなに一生懸命この日の為に頑張ってきたのに、妻の思った以上に冷たいリアクションにとても悲しくなった。そんな妻からの河本へのプレゼントは「DREAMS COME TRUE」のアルバム「AND I LOVE YOU」であった。妻へはこんなに高いものをあげているのに、自分へはCD一枚なのかとがっかりしたらしい。しかしそこにはアルバムのタイトルからして、妻の沢山の想いが詰まっているのではという考えもある。

そんな河本の妻だが、彼が売れない芸人時代は、ひたすら支え続けていた。月収4万円の頃は、頼んでもいないのに妻は銀座のクラブへ働きに行き、給料も月40万円も持ってくることもあったそうだ。だが、それよりも驚きなのが初めての指名が「みのもんた」であったことだ。夜中に帰ってきた妻は「今日みのさんに指名されちゃった。」と河本に話したという。

恐妻家と恐れている河本であるが、この妻がいなければ今の彼は無かったといっても過言ではない。きっと心の奥では深く感謝しているだろう。
(TechinsightJapan編集部 うずらの珠子)