人気番組「笑っていいとも!」に元女子体操選手、ナディア・コマネチさんが出演した。エンディングで『世界体操 東京2011』の宣伝の為に登場したのだが、彼女の五輪選手時代をリアルタイムで知るタモリはかなり動揺していたようだ。
ルーマニアのナディア・コマネチといえば、1976年に開催されたモントリオール五輪の女子体操種目で前代未聞の『10点満点』を得点して話題となったスター選手だ。14歳にして3個の金メダルを獲得した彼女は、白いレオタードでの華麗な演技から『白い妖精』と呼ばれた。
10月6日に放送された「笑っていいとも!」のエンディングで紹介されると、コマネチさんは階段を落ち着いて下りてきた。彼女も現在は49歳で、亡命生活など様々な経験をしてきた姿は貫禄さえ漂わせており、白い妖精と呼ばれた頃とは違った、グラマラスな美女がそこにはいたのだ。
タモリも往年のコマネチさんを知っているだけに、懐かしさもあったのだろう、握手しながら終始笑みが絶えなかった。彼女は英語で10月7日より始まる『世界体操 東京2011』(フジ系)の告知をすると、それを通訳の女性が訳した。
本来ならば、それでコマネチさんの告知は終わりとなるはずだが、彼女はタモリに顔を近づけると耳元に語りかけるように告知を続けたのだ。彼女は「『世界体操』では私もコメンテーターをしているので是非見てください」という内容を話していた。
タモリも世界のコマネチから語りかけられては聞かないわけにはいかなかった。彼女の話を聞き終えたタモリがいつもどおり「明日もみてくれるかな!?」の呼びかけをしようと構えたところ、エンディングの音楽が入ってしまった。「あれ? 終わっちゃった!」とタモリも呆気にとられていたほどだ。
30年目となる「笑っていいとも!」の歴史でも、タモリがエンディングの言葉をミスったことはそうはないはずだ。さすがのタモリも白い妖精の告知攻勢に調子が狂ったようである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)