モデルだけでなく歌手としても話題となっている、きゃりーぱみゅぱみゅ(18)がテレビ「笑っていいとも!」に出演した。司会のタモリとの軽妙なトークからは彼女の意外な日常が見えてきた。そして不思議な芸名の謎も分かってきたのだ。
ファッション誌『Zipper』などで活躍する、いわゆる“青文字系”モデルとして人気のきゃりーぱみゅぱみゅが9月28日に、早くも「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングに登場した。司会のタモリが彼女を見て「色が白いね!」と肌の白さに感心すると、きゃりーは美白を保つ苦労を語り出した。それはいかにも彼女らしい方法だった。
きゃりーは自らに『日に当たったら死亡する』というルールを課してゲーム感覚で行動するのだ。彼女が「日陰ばかりを選んで歩く」と言うと、タモリが「歩くところがないだろう?」と聞き返した。彼女は「そういう時は走るんです」とビルの陰からビルの陰へと間のひなたを走って移動する様を説明した。それをきゃりーは「けっこう『タカタカタッ』って走りますね」と表現したのだが、『タカタカタッ』の発音が完璧なのである。タモリも「滑舌がいいね!」と感心していた。実は彼女のアルバムに関わった中田ヤスタカからもほめられたと言う。
彼女の芸名「きゃりーぱみゅぱみゅ」のフルネームは『きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅ』と凄く長いのだが、その名前の由来にも触れてくれた。“きゃろらいん”は可愛い女性の名前としてつけたようだ。“ちゃろんぷろっぷ”は「響きがが可愛い言葉」という理由で考えたと言う。また、今回は触れなかったが別番組で“ぱみゅぱみゅ”はお笑いコンビ、サバンナの八木真澄のギャグから取ったと話したことがある。そして「ひらがなが可愛いと思いカタカナにはしていない」という彼女の視覚的なセンスからひらがな表記にしているのだ。
ここで、きゃりーが『タカタカタッ』で聞かせた滑舌の良さが思い出される。彼女は人並みはずれて滑舌が良いだけに、これほど長くて言いづらい名前が平気なのではないだろうか。今回、タモリも苦戦していたように“きゃりーぱみゅぱみゅ”でさえ普通は噛んでしまう。彼女自身はスムーズに言えるので困ることはないし、逆に『言いにくい名前』として印象に残るという狙いもありそうだ。
そんな、きゃりーの将来の夢として『世界デビュー』と紹介されたが、すでにアルバム『もしもし原宿』の中から「PONPONPON」が世界23か国で配信されており、フィンランドとベルギーのエレクトロチャートで1位も獲得している。彼女は歌手としてまずは世界デビューを果たしたのだ。だが、きゃりーはこれまでに「夢はファッション芸人」とも話しており、これからはその方面でも活躍が期待できそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)