アイドルグループのV6のメンバー・三宅健(32)は日ごろから、“正しい日本語”を使うように心がけているという。それは今まで出会ってきた、芸能界の大先輩らから教わったことが影響していることをテレビ番組で語った。
9月15日に文化庁が2010年度の国語に関する世論調査の結果を公表し、正解率の低かった慣用句などがテレビニュースや新聞などで取り上げられ話題になった。その翌日に生放送の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の“トークナンデス!”に出演した三宅健は、「超~」「ヤバい」といったいわゆる“若者言葉”を使わないようにしていると語る。
過去のテレビ番組『伊東家の食卓』で、レギュラーとして共演していた伊東四朗とは今も親しくさせてもらっているという三宅。伊東から「“ヤバい”とか“やべぇ”という言葉は昔、泥棒が追っ手から逃げる時に口にしていた品の無い言葉」など、正しい日本語を使うことの大切さを学んだそうだ。その影響からか歌人の俵万智の作品にも目を通すようになった三宅は、普段から古風な言い回しを使ってしまうと話す。「様変わり」「一件落着」などの言葉を友人同士の会話に使うと、「古い!」と笑われてしまうようだ。だが言葉遣いは、人間の品位や知性が表れる。正しい日本語を使うことは恥ずかしいことではなく、逆に誇れることではないだろうか。
「Tシャツが、1万円以上だと高いと思う。」「衝動買いは絶対にしない。試着をしても数日考える。」など、堅実で慎重派の三宅。話をしていると彼の真面目な性格が伝わり、伊東四朗の他にも笑福亭鶴瓶、所ジョージらの大先輩に可愛がられているのもうなずける。では三宅は、女性の言葉遣いにも厳しいのであろうか? その辺りの質問が無かったのが、いささか残念であった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)