TBS金曜ドラマ『美男ですね』の中で瀧本美織がソロで歌を披露するシーンが放送された。彼女の歌唱力に対して反響が大きく、ブログにもコメントが殺到している。

韓国の人気ドラマをリメイクした日本版『美男ですね』の第4話が8月5日に放送された。アイドルバンドA.N.JELLのひとり桜庭美男（みお）を演じるのが瀧本美織で、実は双子の妹「美子」なのだが事情があり兄の「美男」になりすましているという設定だ。

彼女が密かに思いを寄せるメンバーの桂木廉（玉森裕太）が作った楽曲をレコーディングするシーンがあったのだが、思いを込めて涙をためながら歌う美男の表情とあいまってその歌声が感動的ですらあった。瀧本美織のブログへもファンから「歌がめちゃ上手」というコメントが多数寄せられているのだ。

瀧本美織といえばNHKの連続テレビ小説『てっぱん』で主演したイメージが強く、今回の『美男ですね』でも女優としての演技力を楽しみにしてはいても、正直なところ歌唱力に期待している者は少なかったのではないか。読者の中にも「歌が上手い」ことへ対して、驚きの反応を示す者が少なくないのだ。

瀧本美織は小学生時代からダンススクールに通い芸能界入りを夢見ていたほどで、初めはヴォーカルダンスユニット『SweetS』でエイベックスからデビューしているのだ。残念ながら3年ほどでユニットは解散してしまうが、彼女の歌唱力はこの頃に培われたものと思われる。

彼女はオフィシャルブログ『Miori Takimoto』でこの時のレコーディングの様子を「REC」というタイトルで掲載している。彼女の歌があまりに上手く「本当に歌っているの？」という声もあるほどだが、この内容から間違いなく彼女が歌ったものがドラマでも採用されていることが分かる。録音には2時間かかったと彼女は明かしているが、それに関して「長時間かけたからといって必ずいいものができるとは限らないし、いい瞬発力が出せたんではないかな」と書いており長時間というよりは短時間で終えたと感じているようだ。この内容はやはり音楽業界を経験した者でなければ語れないものではないだろうか。

読者のコメントには「歌手になれる！」、「CD出して欲しい」という内容も多く瀧本美織が再び歌手として動き出す可能性もありそうだ。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）