何はともあれ今年の『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』(日本テレビ系)は、史上最年長70歳の徳光和夫がチャリティーマラソンランナーとして無事に放送時間内のゴールを果たし、大いに盛り上がりを見せた。今年3月に同局を退社しフリーになった羽鳥慎一も、総合司会者として古巣での大仕事を終えた。
その羽鳥慎一は司会を務める『情報満載ライブショー モーニングバード!』(テレビ朝日系)に、22日朝も変わらず元気に顔を見せた。
喋りは快調な様子の羽鳥だが、疲れが眼に現れ顔がむくんでいる。「やっぱり、寝不足ですか?」と相棒の赤江珠緒に問われると、「いやぁ、泣いてばかりだったので。ただ泣くんじゃなくて、“号泣”し続けていたから。」と答える。確かに羽鳥自身が取材した被災地のVTRでは、現地で取材しながら大泣きをし、そのVTRを見ながら自分で号泣するという場面もあったほど。もちろん他のコーナーでも泣いていたので、この日は瞼が開いていたのが不思議なほどである。
羽鳥がどんなに号泣しようとパーソナリティーらが言葉に詰まろうと、涙を見せずに司会進行を続けたのは西尾由佳理アナである。時間との闘いである生放送で、巧みに各コーナーの進行を感情に流されずにさばいていたのは見事であった。
羽鳥は涙もろくて感情が表に出るところも魅力のひとつだが、総合司会者がふたりとも泣いてばかりでは番組が成り立たない。“クールビューティ”“泣かない女”西尾アナは日本テレビでの最後の仕事(今月末で退社予定)を、普段どおりにやり遂げたのだった。
しかし番組終了後に行われた打ち上げで大事件(?)が起きたという。西尾アナが「私にとって、24時間テレビとは…。」と言いながら、大号泣。その様子に周りは唖然としたり、「な、泣いている。」とザワザワしたというのだ。西尾アナだって人間である。無事に大役を果たした安堵と、日本テレビでの思い出が込み上げてきたのだろう。
だが羽鳥は「なんと西尾さんも泣くんです。一応皆さんに、お知らせしておきます。」と、茶目っ気たっぷりに話し、『24時間テレビ』の話題を終えた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)