「角野卓造じゃねぇ~よ。」でお馴染みの、お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜。彼女は女芸人から憧れられているだけではなく、先輩の男性お笑い芸人からも非常に評価が高いのだ。
8月4日放送の『雨上がり決死隊のトーク番組 アメトーーク!』(テレビ朝日系)では“第3回芸人ドラフト会議”と題し、各自が「架空の冠番組を持ったら?」をテーマにどのタレントが欲しいのかを指名していくというもの。今回のメンバーは「“ガチ”で選ぶタレントを見てみたい。」というプロデューサーの希望で千原ジュニアと設楽統(バナナマン)、後藤輝基(フットボールアワー)と有吉弘行ら4人が選ばれた。「日曜夜10時、ゲスト7人、アシスタント1名。」という番組で、もちろん高い視聴率も狙える内容と人選が求められる。
かなり真剣に選んだことが、1、2順目の手堅い人選に現れていた。同じ事務所の親しい仲間だからといって、選んでいないのだ。そして3順目に初めて女芸人が選ばれた。設楽が指名した近藤春菜である。彼女の名前が発表されると他の3人から、「あ~、取られた!」と悔しそうな声が上がった。みんな狙っていたのである。設楽は「近藤は現在いる女芸人の中で、間違いなくナンバーワンです。」と断言する。「全体を見渡して動くし、頭の回転も速い。」とすると、司会の宮迫博之(雨上がり決死隊)も「外見もイジれるし、ホント(司会者としては)助かる存在。」と話す。
そういえば8月2日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)3時間スペシャルの“女芸人が選ぶ憧れの女芸人GP”で、司会の田村淳(ロンドンブーツ1号2号)が一番最初に話題を振ったのが近藤である。珍しく真珠のネックレスと、水玉で白地のおしゃれなサテンワンピースを着用していた近藤を、「誰かのお母さんですか?」「真珠のネックレスが保護者みたいだ。」とイジる。「例のことわざのヤツですか?」とツッコむと、「“豚に真珠”じゃ、ねぇ~わ。」と近藤が切り返した。想像だが、淳が“真珠”にこだわってきたのに“ピン”と彼女はきたのだろう。決められた時間の中で、求められている自分の立場を理解し臨機応変に対応できるという女芸人は少ないのだろうか。
「万人に愛されている。」という近藤に憧れるとアンケートに答えた女芸人がいた。これこそが彼女の魅力でもあり、なかなか見付からない芸人でもあるそうだ。近藤には“老若男女問わず好かれる。”―というのを大きな武器にして、芸人としての円熟期を迎えて欲しいものである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)