アイドルグループAKB48の指原莉乃が、8月26日放送の『ライオンのごきげんよう』(フジテレビ系)“夏だ!太陽だ!後ろ向きトリオ”夏休みSPに単独出演した。
指原莉乃と一緒に出演したのは俳優の村松利史と小沢一敬(スピードワゴン)、常日頃からネガティブな思考ばかりだという3人である。
「私はブスだからです。」と、冒頭から“後ろ向き発言”全開の指原。だからファンから「可愛い。」と真剣に言われれば言われるほど、申し訳なさで一杯になり「すいません。」と謝ってしまうのだという。うれしいと思う前に、「こんな私に、そんな…。」という気持ちになってしまうのだろうか。
指原は今年の選抜総選挙では9位に選ばれ、メディア選抜入りを果たしている。メディアへの露出も格段に増え、日々不安を覚えながらも「頑張ろう!」と前向きに仕事に取り組めるようになってきたそうだ。そんなある日、選抜メンバーの12人で雑誌の表紙を飾る仕事が入った。滅多に無い表紙の仕事に、心が躍った指原。張り切って現場に入り衣装に着替える段階で、用意されていた髪に飾るティアラが、なぜか自分のだけプラスチック製のオモチャみたいなものに彼女は気付いたという。「?」他のメンバーのものを見ると、キラキラした金属製のティアラである。
「こんな情けない話があるか。」とこの時、呆然としたと話す指原。だが「なんで私だけ、オモチャみたいのなんですか?」と彼女は聞けなかったという。なぜなら「ウケを狙って、私をオイシイ感じにさせたかったんだと思うんですけど。」と語る。しかし、コントなら言葉で「どうして私だけ、こんなティアラなのっ!」と笑いにもっていけるが、写真では全く違うアイテムを頭に付けない限り、分かりづらくてギャグにはならないだろう。結局、「なぜ指原だけオモチャみたいなティアラになったのか。」の正確な理由は、確認できていないらしい。
「どうしてもティアラの数が揃わなかったからじゃないの?」と司会の小堺一機が助け船を出すと、指原はその意見に素直にうなずいた。そこで小沢が、「数が足りなかったから私(指原)だけって、余計に悲しいでしょ。」とショックを与えるような発言をしたのである。しかし最近は落ち込む出来事があっても、2週間くらいで立ち直ることが出来るようになったという指原。(以前は小学生の頃の出来事まで思い出して、暗い気持ちになっていたそうだ。)こうやって笑って話せるようになったのは、それだけ心が成長している証でもある。
これからは単独のテレビ出演も、どんどん増えるだろう。無理に明るく振舞わなくても、普段どおりの“指原莉乃”を見せれば、視聴者に彼女の良さは必ず伝わる。話の要点を自分の手のひらにメモをしてきて、一生懸命に話をしていた。このような彼女の真面目さ、謙虚さが伝わってきた30分であった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)