7月16日より公開されている映画「コクリコ坂から」で声優を務めた長澤まさみがテレビ番組でジブリ作品について語った。
映画「コクリコ坂から」は「ゲド戦記」を監督した宮崎吾朗の監督作品で、スタジオジブリの長編劇場版映画としては1986年の「天空の城ラピュタ」から数えて17作目となる。
「コクリコ坂から」でヒロイン松崎海の声を担当する長澤まさみが7月15日にテレビ「ヒルナンデス!」に出演した。映画の宣伝もかねて番組では『長澤まさみが大好きなジブリ作品』と題して彼女にジブリ作品で最も好きなものを尋ねたところ「魔女の宅急便」と答えたのだ。
「魔女の宅急便」はテーマ曲に「ルージュの伝言」や「やさしさに包まれたなら」といった荒井由実(松任谷由実)の名曲を取り入れたことでも話題となった。 長澤まさみは「(魔法使いの女の子がはじめて)ホウキに乗って飛ぶところ」や「(街に出て)一人暮らしをはじめるところ」を見て女の子の成長物語だと捉えた。当時まだ幼かった長澤は「私も一人暮らしする時にはこういう生活を送りたいな」と夢見たと言う。
長澤まさみは1987年生まれであり「魔女の宅急便」は1989年の作品ということを考えると、彼女の思い出は映画館よりもビデオかテレビ放送で観たものだろう。共演者から「ホウキにまたがったりしたの?」と問われると長澤まさみは「ホウキまたがりましたね!」と照れながらも嬉しそうに答えた。そんな時代を経て24歳となった彼女が「コクリコ坂から」でヒロイン役を務めると考えると感慨深い。
ちなみに、長澤まさみが他に好きなジブリ作品は風の谷のナウシカ(1984年)、耳をすませば(1995年)だということだ。この時、「コクリコ坂から」で主演する岡田准一も出演しており、好きな作品を聞かれると同じ2つを答えていたが、彼なりに思い出があるらしく長澤まさみに合わせたわけではなさそうだった。彼の思い出も聞いてみたいものである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)