俳優の風間トオル(48)が20代の頃は、都会的でサーフィンが趣味のイケメンとして女性から絶大な人気があった。当然たくさんの女性が彼に近づいてきただろうと想像できるが、そんな中でも驚きのエピソードを6月28日放送の『ブラマヨ衝撃ファイル 世界のコワ~イ女たち』(TBS系)2時間スペシャル内で披露した。
それは仕事絡みの、あるパーティでの出来事。再現VTRの風間役の俳優から考えると、彼が30歳前後の時の話だろうか。ゲストとしてパーティに呼ばれた風間の元に、主催者である中年の夫婦が挨拶をしにきた。
「私の家内です。」と社長である夫が、妻を紹介した。年は50代ぐらいであったという。「初めまして。風間トオルです。」と、その場は通り一遍の挨拶で終わった。
しばらくして食事をしている風間のところに、主催者の夫の秘書が小声で話しかけてきた。「奥様が今夜一晩、ご一緒したいと申されています。」とテーブルの下から、封筒を差し出した。驚いて見た封筒の中には、札束が入っていた。ざっと100万から200万は、入っていたようだ―と風間は語る。視線を感じて顔を上げると社長の妻が、今でいう“ドヤ顔”で彼を見つめていたという。「監禁されるのでは。」と恐怖を覚えた風間は、即座に断った。その様子を見た彼女は顎を突き上げ、秘書に何か指示を出した。「(お金が)足りないのであれば、もう少しお出しします。」
まるで昼メロドラマのような展開である。そのパーティでは夫が妻の横の席に座っており、話を持ってきたのは夫の秘書である。尋常な世界ではない。もちろん風間は固辞したが、なんとこのような話は珍しいことでは無かったようだ。番組で風間の横に座っていた堀内孝雄に「歌の世界にも、こういう話ありますよね。」と、彼は当然のように問いかけた。すると堀内は「全然、ありませんよ。」と慌てて否定した。堀内には本当に無かったのだろう。
以前に私が記事にしているが風間トオルの幼少時代は両親がおらず、認知症の祖父との生活は貧困で過酷を極めるものであった。それなのに幼少から上品な育ちの良さを漂わせていたのは、彼の荒んでいなかった心と強い精神力からだと感じる。小さい頃は公園の草まで食べるほどお金に困っていたが、だからといって大人になってお金には執着せずに過ごしているようだ。“お金さえあれば、何でもできる。”と自分に近づいてきた社長の妻を、どんな目で風間は見ていたのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)