NHKの人気番組「おかあさんといっしょ」の、うたのおねえさんを卒業して、タレントとして活躍するはいだしょうこが、当時の番組側との約束事を明かしている。
はいだしょうこは2003年4月から2008年3月まで約5年間、うたのおねえさんを務めていた。彼女は以前テレビ「笑っていいとも!」に出演していた時に「うたのおねえさんは他に仕事をしてはいけない」と明かしたことがある。しかし約束事はそれだけではなかったのだ。6月17日放送の「ライオンのごきげんよう」に出演した彼女がその内容を語った。
恋愛禁止といえばAKB48の鉄の掟を思い出すが、うたのおねえさんも恋愛、結婚禁止である。これは子どもたちのおねえさん的存在としてのイメージを壊さないためだろう。さらに海外旅行はだめ。車の運転もだめだというからかなり厳しい。こちらは万が一の事故があってはやはり子どもがショックを受けることが理由だろうか。イメージを保つという点では「外でものを食べながら歩かない」ようにも指導されたという。はいだしょうこは今も友達が何かを食べながら歩いても自分はできないと語った。しかし、実のところは彼女自身が「食べながら歩くのは両方一遍には難しい」と、そもそもやったことがなかったらしい。これには司会の小堺一機らも呆れていた。そんな天然キャラのはいだしょうこに、小堺が念のために自動車の免許は持っているかを確認すると「はい、仮免許までは…」と答えて共演者らをズッコケさせたのだった。
うたのおねえさんとして、約束事というよりも基本は「いつも元気」に振舞うことが必要であるが、はいだしょうこもカゼで体調が悪い時でも子どもから声をかけられると「元気にごあいさつした」とその頃を思い出していた。だが、そもそも彼女は「怒ったことがあまりない」と言うのである。神崎ゆう子や茂森あゆみは6年間、うたのおねえさんを務めているが、その歴史の中で彼女の5年間は長い方なのだ。このような厳しい約束事の中でも彼女の性格だから務まったのではないか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)