東日本大震災で津波の被害が大きかった「宮城県石巻市」を拠点に支援活動を行っている「め組JAPAN」のてんつくマン氏が、ラジオで現地の状況と支援要請のメッセージを伝えた。
「め組JAPAN」はNPO法人『MAKE THE HEAVEN』が被災地支援のために立ち上げたチームである。「宮城県石巻市」に事務所を設置して現地で救援活動を行っている。
その「め組JAPAN」のてんつくマン氏が4月7日に「モーニングジャム」(FM FUKUOKA)に出演して、現地の状況と至急多数の支援が必要なことを伝えた。
現地では津波により家屋の2階までヘドロ(泥)が入り込んでいる。そのヘドロが乾いてしまうと家屋が壊れてしまい二度と住めなくなるのだ。そのため人力でそのヘドロを外に出す作業が急いで必要だというのだ。
てんつくマン氏は「ヘドロ出しに10万人は欲しいくらいですね」と、とにかく人の力を集結して進める時だと訴えた。
しかし、現地ではボランティアが乗用車で来ると逆に困ることになる。彼はそのわけを「自衛隊も動けなくなり活動できない」と説明していた。
「め組JAPAN」では被災地で支援活動するためのバスツアーを組んでいる。それに参加すれば最低限の交通量で現地に入ることができる。
また、てんつくマン氏は阪神大震災では仮設住宅で孤独死された方も少なくなかったことから「今回はそれを防ごうと現地に事務所を構えて長期的に関わるつもり」と決意を語っていた。
そして、日本を元気にするために次の三つを呼びかけていると紹介した。
「一歩は被災地のみなさんのための一歩。二歩目は目の前にいる人や命のために。そして、もう一歩は自分が元気になるために。」
支援に行くことができずとも『まずは自分が元気になることだ』と彼は力説する。「自分が元気になったら、周りの人を元気にして欲しい」そのためには「おいしいものを食べたければ食べて。温泉に入りたければ入ることだ」と呼びかけていた。
被災地支援やバスツアーについては「め組JAPAN」のサイトで確認できる。
・『め組JAPAN』 http://maketheheaven.com/megumijapan/
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)