現在は主にバラエティ番組で活躍している、タレントの西村知美(40)。今から25年前はアイドル歌手だった彼女が、4月22日放送『はなまるマーケット』(TBS系)のはなまるカフェのコーナーで当時の思い出話を語り、スタジオ内は大爆笑であった。
80年代の女性アイドルは所属事務所から、大変厳しく管理されていた。
男性アイドルに挨拶しただけで、マネージャーらから睨まれていたという。自分のプロフィールも所属事務所が作成したものを、丸暗記しなければならなかった。西村は「へぇ~、私の身長はこのくらいなんだ。」という感じで、そこに載っている項目は有無を言わずに覚えなければならなかった。司会の薬丸裕英は、「当時の女性アイドルは、イメージを守るために当たり前でしたよね。」と話す。それを受けて「食べ物は“肉が好き”と、言えないんですよ。いつも“ソフトクリーム”と、答えていました。」と、西村も証言していた。
また「歌がヘタクソ」で有名だった、西村知美。著名なボイストレーナーについていたのだが、「あなたの歌声は、犬が吠えているみたい。」と匙を投げられ、しまいには彼女がトレーニングの予約をしようとしても“居留守”を使われたという。デビュー曲のレコーディングにも半年間もかかったが、めでたく日本レコード大賞「新人賞」を受賞したのだ。
その後に行われた打ち上げパーティに出席した西村に、審査員らしい人物が近づき「君みたいに歌がヘタクソなのは、“浅田美代子”以来だ。」と、暴言を吐かれた。
その言葉を聞いた彼女は、「浅田さんって、こんなに歌が下手だったんだ。」と変な感心をしたらしい。
薬丸も驚いていたが、西村はとても記憶力が良い。そして彼女はユニークな感性と嫌味の無いキャラクターで、長い人気を保っている様だ。今回は芸人トーク並みに、西村知美の話は面白かった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)