俳優・歌手の杉良太郎(66)がテレビ「笑っていいとも!」に出演した。彼は長年取り組むベトナムとの親善活動についても紹介したが、その内容のデカさに司会のタモリも唖然とした。
杉良太郎は20年ほど前からベトナムに学校を設立するなど援助活動を続けている。ベトナム政府が彼を特別友好大使とするほどその信頼は強いものだ。以前、杉良太郎が妻の伍代夏子と共にベトナムでのコンサートを企画した際の様子がテレビで紹介された。他にも夫妻の呼びかけで多くのミュージシャンが出演していたと記憶する。
その時に彼のベトナムでの活動が紹介されたが、学校だけでなく救急車や消防車も寄贈しているということだった。
3月11日の「笑っていいとも!」でテレフォンショッキングのゲストとして出演した杉良太郎はこれまでに、ベトナムの身寄りの無い子どもを養子にしており「現在43人」だと話した。
「43人! 子どもが!?」とタモリも驚いていたが、杉は今後「養子を100人にしたい」と思いを語りタモリを呆れさせた。
さらに杉良太郎はとてつもない話を聞かせてくれたのだ。昨年尖閣諸島問題で日本と中国の仲に亀裂が入り、中国が日本を含む各国へ『レアアース』の輸出を停止した。
『レアアース』は金属を加工する際に少量混入させると品質がレベルアップするというもので、身近にはステンレスがある。ステンレスは鉄にレアアースを混ぜたものなのだ。
大部分を中国からの輸入に頼っていたため、日本にとっては大きな打撃となったのだが、杉良太郎はベトナムの要人クラスと日本政府との会談を実現させたのだ。
これによりベトナム政府は同国で豊富なレアアースを日本に供給することを約束したのである。
その話を聞いたタモリは「えっ! レアアースを日本に輸入するのを…杉さんがやったんですか!」と驚きを超えて唖然としていた。外交とは政治家がするとは限らないのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)