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writer : maki

「被災地に子どもが楽しめる曲を」。震災時にFM局がアニソンを流してツイッターで反響。

東日本大震災が発生して次々と被災状況が明らかになる。ラジオでも特別体制でその状況を伝えているが、アニメソングを流したところツイッターなどへ多くの声が寄せられた。

3月11日14時46分に東北を中心とする東日本を襲った大震災は時間が経つとともにその被害の大きさが判明、世界中を震撼とさせた。地震発生後、テレビ、ラジオなどメディアも特別番組で震災の状況を伝えている。
それとともに、一方では被災地で避難する子ども達にとって気の休まる時が無いのも現実である。特別番組を放送しているTOKYO FMでは、そんな子どもの母親からのリクエストに応えて人気アニメ『アンパンマン』のテーマ曲を流したのだ。

13日放送の同局の番組ではそれに対して感謝の声がツイッターに寄せられたと紹介し、さらに「日曜日の朝はプリキュアなどのアニメを子どもが楽しみにしているが、放送されないので」とアニメ『ハートキャッチプリキュア!』(現在は新番組「スイートプリキュア♪」)のリクエストを紹介して放送した。

その後もツイッターには「テレビのようにショッキングな映像ばかりを流す番組は被災地に必要ありません。子ども向けにもアンパンマンのような子どもが楽しめる曲を…」とつぶやかれている。
他にもアナウンサーは「『上を向いて歩こう』などの懐かしいポップスも年輩の方に喜ばれているようだ」とも話していた。
震災の状況を正確に迅速に伝えることの必要性と、エンターテインメントで被災者、また心を痛める国民の気持ちを安らがせるメディアの持つ役割の大きさを実感する現実だった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)