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writer : maki

「心配しなくていいよ! 」。気仙沼ちゃん、一家とも無事を確認。

テレビ番組「欽ちゃんのドンとやってみよう!」で一躍人気者となった『気仙沼ちゃん』が、今回の震災で被災していることが分かり安否が気遣われていた。
ラジオ番組の速報で彼女と会っているという方から安否を確認できたことが紹介された。

気仙沼ちゃんこと白幡さんが「欽ちゃんのドンとやってみよう!」に登場した1970年代は、素人がテレビ番組で活躍することがまだ一般的ではなかった。
彼女の方言とその素朴さが受けて一躍人気者となったのだ。当時東北の『気仙沼』という地名を全国区にしたのは彼女だといって間違いないだろう。

彼女は芸能界には入らず、今は地元の大島で民宿を経営している。国民の記憶からも薄れていたその名前が今回の被災地として報道され当時の記憶が蘇った。「気仙沼ちゃんは大丈夫?」とネットでも情報を求める人が急増したのだ。
萩本欽一の所属事務所が調べたところ、白幡さんの姉と連絡がつき大島の避難所にいることは確認できていた。ただ、大島は孤立しており携帯電話は通じず、物資支援が優先するために島に渡って確認することもままならなかったのだ。

3月17日放送のFMラジオ「モーニングジャム」(FM FUKUOKA)で速報として紹介されたところでは、大島に物資輸送で行き来する際に「気仙沼ちゃん、一家で無事だから心配しなくていいよ~」と島の方から確認したとの情報が入ったようだ。
辛い状況が続く被災地にあって、ホッとする一報だった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)