東日本大震災が発生してからネット上では悪質なデマや誹謗中傷などの情報で溢れている。特に芸能人に対しては、無責任な“悪い噂”が流されるケースも多いようだ。タレントの神田うのも自身に対する事実無根の誹謗中傷にブログ上で、猛烈に反論している。

3月23日付の神田うのオフィシャルブログ「UNO Fashion Diary」内で次のような噂に対し、激しい怒りと深い悲しみがこもった文章を書き綴っている。

・大震災発生後、いち早くハワイへ逃げた。
・神田うのは阪神淡路大震災の時、被害で死亡した人達の人数を賭けていた。

事実は大地震の発生前にハワイに渡り、そこで津波被災をしたのだが悪意をもって歪めた情報を流された―と彼女は書いている。そして賭け事の件はすぐに嘘と分かる作り話なので、相手にしていなかったようだ。しかし彼女のブログに「（賭け事の話は）本当ですか？」とのコメントが書き込まれるようになり、ついには「阪神淡路大震災の被災者に謝罪しろ！」とエスカレートした意見まで届くようになったのだ。

神田うのは今までも様々なスキャンダルに対し、毅然と対応し決して負けたりする人間ではなかった。そんな彼女に対して過去にもネット上に沢山の作り話が流されたが、彼女は内心傷つきながらも静観を貫いてきたようだ。しかし今回のあまりにも酷い内容に対して、強い怒りが抑えきれなかったのがよく分かる。自分のようにいわれの無い誹謗中傷に傷ついている人たちの為にも、黙っていられなかった―とも記している。

今ネットに必要な情報は、正確で冷静な内容である。無くならない悪質なデマに振り回されることのないよう、一人一人が冷静に見極め事実を確認することが大切である。
（TechinsightJapan編集部　みやび）