J-POPデュオのゆずは新曲「Hey和」が『はたちの献血』キャンペーンソングとなったことでイメージキャラクターの石川遼選手とメディアに出演する機会も増えた。
さらに最新アルバム「2-NI-」もリリースされたことから番宣でバラエティにも頻繁に登場する彼らは、あまり知られない過去のエピソードも続々と明かしてくれたのだ。
ゆずが2004年に出した楽曲「桜木町」は2人が利用した旧東急東横線の横浜にある桜木町駅周辺の思い出を書いたもので、北川悠仁の作品である。
その詞の一節に「大きな観覧車『花火みたいだね』って笑った君の横顔…」という部分があるが『君』は北川悠仁が初めて交際した女性らしい。
TOKIOがMCを務めるテレビ番組「5LDK」ではその彼女を探し当てたのだ。北川が中学1年の時に付き合った彼女、美穂さんは快くインタビューに答えてくれたが『ゆずの歌詞に出てくる方ですよね?』の問いかけには「違います」とあっさり否定した。
美穂さんの話では中学時代に北川から告白されて交際したことは事実らしい。しかし中学生である。周囲から冷やかしの声が多く2人も接しにくくなり、やがて交際も自然消滅したのだった。
時が経ち、ゆずがデビューした後のこと、当時のクラスメートが集まる機会があった。その時北川悠仁は彼女に「自分から告白したのに、まともに付き合いにならなくてごめん…」と謝ったそうだ。
桜木町の『君』は解明できなかったが、北川悠仁の初々しい初恋のエピソードである。
一方の岩沢厚治は、北川悠仁に比べて女性にあまり縁がない印象がある(失礼…)が、実は中学時代には女性から告白されたというのだ。当時は北川よりも人気があったのかもしれない。
その女性から電話で公園に呼び出された岩沢は「付き合ってください」と告白されると「少し時間をください。折り返し連絡します」と答えたという。彼らしい対応で微笑ましい。その女性千恵さんに番組スタッフが連絡を取りメッセージを預かった。
彼女は「厚治くんは陰から主役を支える存在で、そんなところが素敵だった」というと「今も変わらないな。頑張って」とエールを贈ってくれたのだ。
そんな中学時代を過ごした2人はやがて路上ライブをきっかけに現在の成功を手にする。路上ライブからミュージシャンを目指す者が急増したのは、彼らの影響が大きいことは間違いないだろう。
しかしそのゆずも「路上ライブで辛かったこと」は少なくないようだ。2月18日のテレビ「DON!」が彼らに直撃インタビューした際に、2人は当時の思い出を語ってくれた。
『最も辛い思い出は何か?』と聞かれて、北川悠仁が「飲み会帰りの大学生に襲撃されたこと…」と語りだしたのだ。彼らが演奏する音を聞きつけた酔った大学生たちが「イエーッ!」と叫びながら冷やかしに来たのである。岩沢厚治もその時の大学生の様子を「ホゥー!」と叫び声を真似て伝えた。
「大波が来たね!」と2人はしみじみと思い出しながら話してくれたが、当時は相当悔しい思いをしたようだ。
しかし、その頃に鍛えられたパフォーマンスが今の彼らのライブにも生きているのだ。当時は辛かっただろうが大切な経験だったのではないだろうか。
ゆずはアルバム「2-NI-」に収録されている楽曲「HAMO」がイオンのCMソングとなり、ますます活躍してくれそうだ。たまにバラエティ番組でこのようなエピソードを語ってくれるのも楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)