人気漫画を映画化した『GANTZ』が公開されて話題となっている。内容の面白さはもちろんだが主演が嵐の二宮和也と俳優の松山ケンイチということも人気の要因だろう。
その2人がテレビ番組で深層心理のプロフェッショナルから心理分析された。
映画『GANTZ』公開前日の1月28日にテレビ「DON!」に2人が出演した時のことだ。番組の企画「勝手に心理分析」で二宮和也と松山ケンイチの口ぐせから“本人も知らない本性”が解明されたのである。
同番組の心理分析企画で知られる出口保行教授(東京未来大学)がその心理分析を行った。教授は法務省時代におよそ1万人もの犯罪者と面接してきた経験を持ち、その口ぐせやしぐさで相手の深層心理を分析する“深層心理のプロフェッショナル”だ。
二宮和也は映画『GANTZ』のインタビューでのやりとりを検証された。彼はその中で「やっぱりねっ、パート1であるってこと…」、「やっぱ、観光とかで来ている…」、「単純にやっぱ…」など10分間で8回も『やっぱり』を口にしたのだ。
さらに彼はもう1つ「ボクも久々なので。“海外自体が”」、「お金を払って見に来てくださっているので。“今回は”」、「さすがにないですね。“ボクは!”」というように主語と述語を逆にして話すという『倒置法』を用いるクセを見抜かれた。
教授はこの2点をもとに二宮和也の深層心理を分析したところによると、『やっぱり』を多用することから二宮は『アイドルらしくない、理屈っぽい性格』という結果が出た。彼が会話の中で倒置法を使うことも『理屈っぽい人』の深層心理である『自分の論理を通したい』ことの表れだというのだ。
二宮はそれを聞いて驚きながらも「理屈っぽいですし、それも屁理屈であまのじゃくですね」と自分の性格を認めたのである。
「いちいち理にかなってないと気が済まない」という彼は、嵐メンバーの相葉雅紀からも「もっと楽しんでいいんじゃないか?」とよく注意されるそうだ。
そんな二宮和也の長所は『考え方や答えに説得力がある。人を仕切ってまとめられる』という点で、弁護士や検察官に多いタイプなのだ。
逆に彼の短所は『自分の考えを押し付ける。自己陶酔しがちな、自分大好き人間』なところで、これは二宮も「自分が大好きだっていう点は間違いないと思います」と納得していた。
一方の松山ケンイチは映画の制作報告会見での口ぐせを検証された。
彼の場合は「そしてあの…ボクが…その…オファーを…」、「前編後編通して…あの~…前編はあの~撮影で…」と『あの~』などを挟みながら間隔をあけて考えながら話すクセがある。
さらに、想定外の質問をされると「まぁ。ボグも…。ダイダイこんぐらいだろうとぉ…」というように普段に比べて早口で、訛りが入るのだ。
松山ケンイチも「そのとおりです」とそれを認めて「考えがまとまらないと、頭の中がぐちゃぐちゃしてしまう」と話した。
それにもとづいて教授が彼の深層心理を分析すると『自分の主張を明確にしてからでないと人に伝えられない』、『考えをしっかり持っており意志が固い。努力をおしまない』という結果がでた。
さらに、予期せぬ時には『ガンコなだけでなくお茶目な一面がみえる』とも分析されたのである。
そんな松山ケンイチの長所は『考えや価値観に自信がある。物腰が柔らかい』という点で、短所は『ひそかにカチンときやすい。早口の女性が苦手』ということだ。
松山ケンイチは苦笑しながら「話しを聞かないでしゃべる人。しゃべったことをまた聞いてくる人にはカチンとくる」と認めた。
彼は『カチンときたらすぐ顔に出るので分かる』ために自分からとりたてて『カチンときた』ことを口に出すまでもないという。
2人の深層心理が分かって、二宮和也は「ボク(二宮)は理屈っぽくて、松山くんが本質をズバリと言う感じですね」と感想を述べ、『GANTZ』の主演コンビはいい関係だとまとめていた。
1月29日から公開されている映画『GANTZ』は前編であり、後編の『GANTZ:PERFECT ANSWER』は4月23日から上映予定となっている。前編では謎の男、重田正光を演じる山田孝之が終盤で登場して後編への期待感を高めており『GANTZ』人気が春以降もしばらく続きそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)