エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】まるでホラー? TBSドラマ『冬のサクラ』、高嶋弟がリアルに怖すぎ。

「こ、怖い…。」思わず後ずさりしそうになったのが、2月13日放送の連続ドラマ『冬のサクラ』(TBS系)の一場面。石川萌奈美(今井美樹)の夫・航一(高嶋政伸)が、愛人の首を締め上げている。確かこのドラマは、“純愛”を問うものではなかったか?

ネット上では純朴な青年、稲葉祐(草なぎ剛)が生まれて初めて人を好きになり、人生の全てをかける女性が10歳も年上の中年女性(今井)というのが納得できない―という声が多い。草なぎが今井に惹かれてゆく過程が、丁寧に描かれていないので感情移入がし難いという意見と、今井美樹にそこまでの魅力があるのか―という意見だ。同年代の女性と比べれば、今井美樹は体型もスレンダーで顔立ちも美しい。だが30代半ばの男性が、仕事をやめ上京の決心をさせた女性に思えるほど、輝きもオーラも感じないのである。加えて大病院の院長夫人でキツイ姑と同居している嫁にしては、妙にサバサバ系のボーイッシュな今井に違和感を覚える。

そして今井の夫(高嶋弟)は全国から患者が押し寄せるカリスマ脳外科医であり、総合病院の院長。患者への心配りも完璧で人望もあるのは表の顔で、本性は冷酷非道で自己中心的な男。同居している母(江波杏子)は、息子を溺愛し嫁には辛い仕打ちをするというのはドラマ「ずっとあなたが好きだった(TBS)」の親子を彷彿させる。しかし“冬彦さん”は笑えるところもあったが、高嶋弟のは本当に恐ろしい。「あぁ、金か。」と彼がお札をクシャクシャに丸めて、何度も草なぎに投げつける場面などドラマとはいえ腹立たしくなったのだ。これ以上高嶋弟がモンスター化して、リアリティーが無くなってしまわなければ良いが。

『冬のサクラ』の公式HPは「冬のソナタ」っぽいし、ドラマの内容が豊川悦司の主演した「青い鳥(TBS)」にも似ているとの声もある。とにかくドラマの後半は、草なぎに怒涛のごとく苦労や困難が押し寄せるのは確実。どうか“ありえない展開”になることだけは、避けて欲しいものだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)