NHKをはじめ昼ドラなどで知られる女優の遠野なぎこが、2009年に業界最速とも言われる「スピード離婚した」ことを公表した。いったい彼女ら夫婦に何があったのか? 2011年、年明けのテレビ番組で彼女はそのいきさつを明かしたのだ。
遠野なぎこはまだ「遠野凪子」名の頃に、 NHK連続テレビ小説『すずらん』(1999年)やフジ系昼ドラマ『冬の輪舞』(2005年)などでヒロインを演じ広く知られることとなった。
その彼女が2009年5月に一般男性と結婚したが、わずか2か月で離婚したことを8月に自らのブログで公表したのである。そして翌2010年5月には芸名を遠野なぎこへと改名したことを告げている。
2011年1月4日放送の「踊る!さんま御殿!! バツあり芸能人SP」に出演した遠野なぎこはスピード離婚のいきさつを赤裸々に語った。
遠野なぎこと相手の一般会社員の男性は、交際して半年もたたないうちに結婚へと踏み切った。ところがその時、遠野自身は「結婚願望が全く無かった」と言うのだ。
では、なぜ結婚したのか? 「彼がスグに結婚したいと言うから」と遠野は話した。彼女は押しに弱く、この時も男性の押しの強さに負けて結婚を受け入れたのだ。
ところが遠野は押しに弱い割には用意周到だった。「最初からうまくいくわけない。絶対離婚するだろう」と思った彼女は婚姻届と一緒に離婚届も書かせたのである。
結婚して遠野のマンションで新婚生活を送っていたが、わずか1か月で2人は別居することになる。もともと遠野のマンションなので彼女から夫へ一方的に「実家に帰ってください」と言い渡したのだ。
男性やその親族など周辺は「世間体が悪い」と離婚に反対したが、今度は遠野が「押し切った」のである。結婚から約2か月後の7月23日に離婚が成立した。
それを聞いたMCの明石家さんまは「離婚には本来時間がかかるはず」と説明すると「自分は話し合いや手続きで1年半かかった」と明かした。
それに共感してゲストの梅宮アンナは「『よし離婚しよう』と思ってから1年かかった」と言い、五月みどりは「最初の夫との離婚は5年かかった」と話したのだ。
遠野なぎこが2か月というスピード離婚を実現したのはやはり「最初から離婚することが前提」で「離婚届も書いていた」という準備ができていたからなのだろう。
共演者は「離婚することを前提で結婚する」という遠野のスタンスには理解に苦しんでいた。だが遠野は男性と交際すると「尽くすタイプで、相手が自分に依存してしまう」と明かしたのだ。
そして彼女は「つきあう相手をダメにしてしまう」と話し、そればかりか「そんな男が寄ってくる」ようになったと言うのである。それを聞くと共演者も納得した顔を見せた。どうやら彼女のそうした性格と今回の離婚の原因は関係しているようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)