不覚にも“ドッキリ”番組で、泣きそうになった。ドッキリを仕掛けられたプロレスラー佐々木健介のブログにも、記者と同じ感想を持った人たちからのコメントだらけである。それは1月12日放送の『爆問パニックフェイス!』(TBS系)で佐々木が、妻の北斗晶を守ろうとする姿に感動したのである。
それは偽の講演会に招かれ、控え室で夫妻が休憩を取っている時だった。突然ニセ刑事が現れ、「北斗晶に、傷害の容疑がかかっている。」と話を始めた。「分からない、知らない。」と狼狽える北斗(彼女もドッキリを仕掛けている側)と、冷静に刑事へ説明を求める佐々木。そして通常はあり得ない話だが、被害者だという気弱そうな男が首にコルセットを装着し松葉杖をついて、楽屋へ入ってきた。佐々木は、絶対に妻が素人を相手に暴力を振るうわけが無いと信じていた。だから大袈裟に負傷した様子で部屋に入ってきた男を、うさんくさく思ったようだ。
北斗が暴力を振るったという証拠のスーパーの防犯ビデオを見せられても、佐々木は絶対に妻を信じていた。「これはしつこく付きまとう男を振り払うための正当防衛。仕方がなかったのだ。」と被害者だという男を睨み付けた。その鋭い眼光には、刑事も被害者も恐怖で言葉が出なくなってしまったほどである。
あくまでも北斗晶を犯罪者扱いする刑事に対し、怒りを露にし妻を守ろうとする佐々木。そして警察に出頭することになった北斗は、「ごめんね。これで全部ダメになっちゃう。パパの仕事も無くなる。」と泣きじゃくった。すると佐々木はさっきまでの恐い物言いではなく、「大丈夫、大丈夫。」と優しく諭し「心配ないから。何とかなる。」と言葉を続けた。「一文無しの時だってあったんだから。また頑張れば良いんだって。」
あくまでも妻を信じ励まし、守ろうとする佐々木健介。その強く優しい姿が“理想の夫像”として、女性に映ったのだろうか。だが忘れてはならないのが、いつも家族に愛を注ぎ家事に仕事に頑張る北斗晶が妻だからこそ、彼も家庭を全力で守る力が湧き出てくるのだろう。記者も“ドッキリ”番組で感動したなんて、初めてかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 みやび)